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「…あいつまだ中いるか？」
「……いるよ」
香帆と入れ替わるように現れたのは、隼人たち。
いつもの、甲斐グループってやつね。
しかし、私は……目を見開くことになる。
「え、ちょっと待って！」
「何だよ、冬華」
何故なら………
「それで、何するつもり？」
隼人が、鉄パイプを持っていたから。
何をするかなど、わかっていたけど……だからこそ、止めなきゃいけないと思った。
「決まってんだろ、アイツからリモコンを奪うんだよ」
「だからって、そんな！鉄パイプなんて馬鹿じゃないの…っ…？！」
「うるせぇよ、大人しくしてろ、」
隼人は私を押しのけると、トイレへと入って行った。
私もさくらも、顔を見合わせて、手を強く握った。どうか、何事も起こりませんように……
「……おおっ、あっぶな！！！」
先生の声が聞こえた。
そして声と、物音が…絶え間なく聞こえてきた。何が起こっているのか……私は不安になった。
「おらぁぁ！！！！」
「これで終わりだ！！！！」
この人質に取られている状況なら、隼人たちの勝利を願うべきだろうが……
澪奈の死の真相を知りたい私にとって、それは望ましくなかった。
やがて……音がしなくなったと思ったら、
鉄パイプを持ち、頭から血を流す先生が出てきた。
「ちょ、先生！」
「…邪魔だ、」
私は思わず先生に駆け寄ったが、
邪魔だと言われて、突き飛ばされてしまった。
「あっ、………っ！！」
バランスを崩した私は、地面に"左手"をついてしまった。
激痛が…体を走った。
「冬華！大丈夫？！」
「っ…うん、追いかけよう！！」
私たちは、急いで先生の後を追いかけた………
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セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - いちきんぐさん» あぁ！ごめんなさい！ありがとうございます笑 更新ゆっくりかと思いますが、頑張ります！ (2019年2月17日 7時) (
レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
いちきんぐ - 石倉くんの漢字が岩倉くんになってましたよ 更新楽しみにしてます (2019年2月17日 6時) (レス) id: 1eed6503a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーナ・ラフィーネ
| 作成日時：2019年2月16日 23時
