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「せんせ……これ、どこに置けばいいですか？」
「その辺に置いといて」
その辺って……どの辺だよ。
私は柊先生に頼まれて、みんなの携帯や鞄が入った袋を運んで美術室に来ていた。
「えー、じゃあ、ここに置いときますよ」
「あぁ」
短く返事をするだけで、先生は何も言ってこなかった。
………用がないなら、別に手伝うの私じゃなくても良かったじゃんか。
その後、さくらが来て、何で自分が回答者なのかと詰め寄ったけど……
満足するような回答をもらえなくて、すぐに去っていった。
「…じゃ、私も教室に戻りますね。
この雰囲気の中、教室戻るのは結構気まずいけど……」
そういって、私はぐーっと伸びをすると…美術室を出ようとドアに手をかけた………
のだが、
「え、あのー……先生？」
先生に後ろからドアを閉められた。
そして……今はいわゆるドアドン状態、私は先生に背中向けてるけどね。
「小鳥遊、聞きたいことがある」
「……何でしょう、」
「小鳥遊は…景山と仲が良かったよな」
……思い返せば、さくらほどでは無いけど、私も澪奈とは仲が良かった。
「まあ、話してたまに一緒に帰るくらいですけど」
「同じ重圧を背負う者同士？」
「………。」
確かに、澪奈にも私にも、背負いきれないほどの"期待"と言う名の重圧がかかっていた。
やめてほしい……って、思った時もあったけどね。
私は、先生の手からスルリと抜けて、美術室の椅子に座って頬杖をついた。
「……そうですね、そんな話もしましたよ」
「小鳥遊 冬華」
私の名前を口にすると、先生は美術室をゆっくりと歩き始めた。
「全国でも強豪とされる、この学校の吹奏楽部の部長。
部としては、全国大会で金賞を取り……個人のソロコンテストでも全国大会出場を果たしている」
………なんか、結構知られてる。
ま、有名だからね〜うちの学校の吹奏楽部は。全国大会常連校だし。
「それが、どうかしました？」
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セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - いちきんぐさん» あぁ！ごめんなさい！ありがとうございます笑 更新ゆっくりかと思いますが、頑張ります！ (2019年2月17日 7時) (
レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
いちきんぐ - 石倉くんの漢字が岩倉くんになってましたよ 更新楽しみにしてます (2019年2月17日 6時) (レス) id: 1eed6503a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーナ・ラフィーネ
| 作成日時：2019年2月16日 23時
