仲裁（変更あり） ページ7
『あんた、誰？』
喧嘩を止めて来たヤツの顔を見ると、初日に目が合った赤いパーカー男だった。
「まあまあ、ちょっと落ち着きなって。俺はおそ松、こいつらの長男様。」
『へー、それで？なんで喧嘩を止めた？』
そう聞くとそいつはこう言った。
「俺は喧嘩より仲良くなりたいんだよ、Aちゃん」
(こいつ、顔隠してるのになんで分かった…⁉)
そいつは私の心情を察したように言う。
「いくら声を低くしても、声質は変わらない。それに身長や身体つきもある」
最初からお見通しだったようだ。これ以上隠さなくてもいいので、一気にフードを脱いだ。
そいつと他の奴らは急な行動に驚いているのか、
少し目を見開いている。
『それで、どうするの？この事を学校に知らせる？』
そう聞くと、急に視界が反転した。
(やばっ、足払いされた…！)
思わず瞑ってしまった目を開けると、横には手、すぐ近くにあいつの顔。
…俗に言う、床ドン。
そいつは悪戯を思いついたかのようににやっと笑い、吐息とともに言った。
「いーや、知らせない」
『じゃあ…「その代わりに、俺と仲良しになろ♡」
……へっ？
終わり
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ひとみ(プロフ) - 梨花さん» 応援ありがとうございます！受験が終わったら更新していきます！ (2017年2月5日 20時) (
レス) id: 7f54b20400 (このIDを非表示/違反報告)
梨花 - 更新頑張って下さい！ (2017年2月5日 13時) (レス) id: ad35d50d67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひとみ | 作成日時：2016年9月23日 18時
