挨拶 ページ4
今日は転校してきて初めてクラスメイトに会う日だ。
私のクラスの担任らしい先生について行く。
「ここがAさんの教室よ。」
見上げると「2年A組」と書かれた板がある。
おもむろに先生はガラッと扉を開け、言った。
「今日は皆さんにお知らせがあります。このクラスに新しいメンバーが加わります！」
そう言い、手招きをする。
ちょっと、いやかなり緊張して中々一歩が踏み出せない。だが、ここでぐずぐすしてても何も変わらないので勇気を出して教室に入った。
どよ、とざわめきの声が聞こえる。中には綺麗な人、と言う声も。
(こんな顔のどこがいいんだか…)
先生の横に立って、挨拶をする。
『初めまして、林Aです。よろしくお願いします。』
思い切って伏せていた顔を上げると、ふいに何かに視線が引き寄せられた。
1番後ろの席にいる人だ。
その人は私の顔を見て、ニヤッと笑う。なにかを企んでいるような顔つきだ。
何故だか少し怖くなって目をそらす。
先生に指示された席に着くと、すぐさま隣の人に声をかけられる。
隣の人はさっき目が合ってしまった人だ。
「俺はおそ松！よろしくな、Aちゃん」
ニカッと笑いかけてくれた。意外と良い人なのかもしれない。
『おそ松さん、こちらこそ、よろしくお願いします。』
そう返すと、おそ松さんは少し拗ねたように唇を尖らせた。
「おそ松さん、じゃなくって、おそ松がいい。後、敬語は無し！」
『はあ、じゃあ、おそ松』
思い切って呼んでみると、本当に言うと思ってなかったのか驚いたような顔をする。
「おう！」
おそ松は鼻の下を擦って、嬉しそうに笑った。
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ひとみ(プロフ) - 梨花さん» 応援ありがとうございます！受験が終わったら更新していきます！ (2017年2月5日 20時) (
レス) id: 7f54b20400 (このIDを非表示/違反報告)
梨花 - 更新頑張って下さい！ (2017年2月5日 13時) (レス) id: ad35d50d67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひとみ | 作成日時：2016年9月23日 18時
