２７［YG］ ページ29
YGside
Aがあんなに楽器好きだったとは…。
今も、
『ひひ…』
と若干にやけながら、荷解きをしている。
俺たちはその手伝い。
JM「これ全部弾けるの？」
『もちろんです！』
ジミナにそう聞かれ、嬉しそうに答えるA。
よっぽど好きなんだな…。
JM「今度聴かせてよ！」
『ふふ笑
いいですよ！』
心なしか、表情が明るくなった気がする。
YG「これどこに置けばいいんだ？」
『それは、…パソコンですよね。えーと…どっか隅の方に。』
YG「わかった。」
あらためて、楽器や電子機器の多さにおどろく。
YG「お前、服こんだけか？」
と、足元におかれていた"Clothes"の箱を指さして言う。
『…そうですよ？』
そうですよって、お前な…。
YG「…家具と一緒に服も買う必要があるな。」
TH「選んであげようか？」
『…えーと、』
HS「Aは淡い色よりはっきりしたのが似合いそう！」
JK「黒一択。」
JN「ピンクも似合うかもよ？」
『あ、はは…笑』
JM「AのTrailerがでたら、服買いにいこー！」
勝手に進む話にAは苦笑い。
片付けはすぐ終わって、みんな部屋にもどってしまった。
部屋には俺とAだけ。
どうしても頼みたいことがあった。
『ユンギさん、どうかしました？』
YG「…頼みがある…お前が作った曲を聞かせてほしい。」
今まで言えなかったのも、
昨日、あんなふうに強くあたってしまったのも、
Aに嫉妬していたからだと思う。
Aは顔を輝かせて、
『もちろんです！』
こんなに音楽を純粋に愛しているやつが悪い奴なわけがないと、
どこかで確信した。
いつの間にか嫉妬していた気持ちは消えた。
さっき、おれが置いたパソコンをもってくるとヘッドフォンを渡される。
『これ、めちゃくちゃ音質いいんです！
作曲はこれがないとできないくらい。』
YG「おう。」
ヘッドフォンをつけると、
Aがファイルを開いて、再生をクリックする。
YG「…っ！」
ピアノとアコースティックギターだけの曲だったが、一音一音が優しく響く。
なんの欲にも囚われていない綺麗な曲だった。
たくさん聞かせてもらった後、
俺は決めた。
YG「なあ。一緒に曲を作ろう。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 597人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
依織(プロフ) - こちらこそ、ありがとうございました！設定をプロフィールに記載しました。とても助かります！続編もぜひよろしくお願いします。 (2021年2月4日 10時) (
レス) id: 4e07eb6827 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - リクエストきいてくださりありがとうございました！７人もSECOMがいて心強いですね(笑)設定も教えてくださりありがとうございます！理解しました！主人公ちゃんのプロフィールのところに記載があると読みやすくなるかもしれません(生意気に意見してすみません;) (2021年2月4日 0時) (レス) id: c35d81d332 (このIDを非表示/違反報告)
依織(プロフ) - ヒロインちゃんは日本では歌番組に出演したり、ライブをしたりそれなりに人気はあった設定です。韓国では最近若者の間で人気が出てきてる感じなので、BTSのメンバーたちは知らなかったことにしてます！ (2021年2月3日 1時) (レス) id: 8921a05f37 (このIDを非表示/違反報告)
依織(プロフ) - カナタさん» はじめまして〜。カナタさん！リクエストありがとうございます！ぜひ、書かせていただきます！これからもよろしくお願いします<(_ _)> (2021年2月2日 11時) (レス) id: 4e07eb6827 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - ちなみになんですが・・・ヒロインちゃんは日本でどれくらい知名度が有るアーティストなのか…韓国に呼ばれてパフォーマンスするくらいなので韓国ではどれくらい知名度がある設定なのかが気になりました！ (2021年2月2日 11時) (レス) id: c35d81d332 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：依織 | 作成日時：2021年1月27日 16時
