帰宅 ページ42
それから、あまり時間が経つなとなく、家族が来た。
準備しないと、と思って体を起こそうとしたが点滴の管が刺さったままだったことを思い出してやめた。
「ごめん、これ抜いてもらったら帰る準備する。」
私はそう言って、動こうとする母と父を止めた。
そのうち、看護師さんや先生が来て慣れた手つきで私についていた管を外していく。
外してもらったら、リュックとか以外に自分の荷物がないかを探した。
「そんな、無理しなくていいのよ。」
と、母は止めたが別に動いて悪化するわけじゃないし、大丈夫、と言って私は自分の荷物をまとめた。
「終わったよ。」
荷物をまとめ終わり、私はそう言った。
そして父と母は深く深くお辞儀をして、お医者さんと看護師さんにお礼を言っていた。
「さあ、行くぞ。」
と、父が言い私以外の人が病室がでる。
一足遅れて、私は1番後ろを歩く。
いつ、お礼を言おうかとタイミングを見計らっていた。
だけど一向にタイミングが見つけられない。
結局、病院の玄関まで来てしまった。
「先生、ありがとうございました。」
私は玄関でお礼を言う。
頭を深く下げると、突然頭を撫でられ、
「頑張りすぎないことね。」
と、言われた。
私は頭を下げたまま、小さく頷く。
「そろそろ、皆んな帰るみたいだから、行きなさい。」
「はい。」
私は頭を上げて、家族の背中を追う。
「あ、それと！」
後ろから先生が私を呼び止めた。
「逃げるのも強さだけど、打ち明けるのも強さだよ。」
そう言われた。
私は理解できそうでできなかったが、頷き、家族の元へ向かった。
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あ - 内容がすごいわかりやすいです。続き待ってます (2020年5月7日 22時) (
レス) id: 2b1a6cecc8 (このIDを非表示/違反報告)
hitoesasami(プロフ) - kajjjenさん» 読んで頂き本当に感謝です…！！それに面白いなんて言って頂けて嬉しいです…！！応援、ありがとうございます、更新頑張ります！！ (2020年4月6日 17時) (レス) id: 41b3c0e585 (このIDを非表示/違反報告)
hitoesasami(プロフ) - 清川さん» 全然わかりやすいっすよ…！！そしてな、なんと！！？？そんな…嬉しすぎます…！！頑張ります！！本当にありがとうございます！！嬉しすぎて…(´；ω；｀) (2020年4月6日 17時) (レス) id: 41b3c0e585 (このIDを非表示/違反報告)
kajjjen - コメント失礼します！初めてこの作品を読ませてもらいましたが本当に面白いです！応援してます(^^) (2020年4月6日 9時) (レス) id: 6e12a7e235 (このIDを非表示/違反報告)
清川 - hitoesasamiさん» 俺、文作るの下手だから、伝わってよかった^^ログイン出来てないからお気に登録できないけど、ログインしてたら絶対お気に登録してた。しかも俺の中で☆100くらいついてるw頑張れ (2020年4月1日 20時) (レス) id: bdf93be9d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hitoesasami | 作成日時：2020年3月26日 3時
