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孤独と悪夢 ページ31

私はゲームをしながら通学路を歩く。
家までの道が遠くて休み休み歩いていた。


息切れを感じてきたら休む。

足が疲れたら休む。


その繰り返しをした。
息がだんだんまた上がってくる。
私はガードレールに手を置いて、屈む。
大きく息を吸った。


その時だった。
まるで、肺が爆発した様な衝撃と激痛と、今まで感じたことがないくらいの恐怖がこみ上げてきた。


頭をガッと押さえて、蹲る。
頭が、特に目の周りが痛かった。
内側から押し上げる様な痛さ。
目を閉じたくても閉じたら潰れる気がするから、地面をただひたすら睨む様に見る。

そして、また息を吸ったら吐いたりするたびに気道が凍る様な感覚が私を襲った。

痛い、ただひたすら痛い。
痛みが私を離さない。

逃げ場がなかった。


頭が、おかしくなりそうだった。

このまま死ぬのかもしれないと思った。

死ななくても、この痛みに耐えて生きることは無理だった。


ううう…と声にならない声で、唸る。


「大丈夫か?」


突然肩を掴まれる。
びっくりして後ろを振り返る。


幻覚だ、ってわかっていたけれど、私にはクラスメイトの女の子にしか見えなかった。

声も何もかも違うのに。

それにしか見えなかった。


怖くなった。


孤独の沼と恐怖が身体中を巡り、支配するのがわかる。


だんだん、私は何を見ていたのか分からなくなって、頭が働くのをやめた。


そして、その瞬間、息を吸うことも吐くこともできなくなって、ゆっくりと視界が暗くなるのを見ながら、自分が倒れていくのがわかった。

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- 内容がすごいわかりやすいです。続き待ってます (2020年5月7日 22時) (レス) id: 2b1a6cecc8 (このIDを非表示/違反報告)
hitoesasami(プロフ) - kajjjenさん» 読んで頂き本当に感謝です…!!それに面白いなんて言って頂けて嬉しいです…!!応援、ありがとうございます、更新頑張ります!!  (2020年4月6日 17時) (レス) id: 41b3c0e585 (このIDを非表示/違反報告)
hitoesasami(プロフ) - 清川さん» 全然わかりやすいっすよ…!!そしてな、なんと!!??そんな…嬉しすぎます…!!頑張ります!!本当にありがとうございます!!嬉しすぎて…(´;ω;`) (2020年4月6日 17時) (レス) id: 41b3c0e585 (このIDを非表示/違反報告)
kajjjen - コメント失礼します!初めてこの作品を読ませてもらいましたが本当に面白いです!応援してます(^^) (2020年4月6日 9時) (レス) id: 6e12a7e235 (このIDを非表示/違反報告)
清川 - hitoesasamiさん» 俺、文作るの下手だから、伝わってよかった^^ログイン出来てないからお気に登録できないけど、ログインしてたら絶対お気に登録してた。しかも俺の中で☆100くらいついてるw頑張れ (2020年4月1日 20時) (レス) id: bdf93be9d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:hitoesasami | 作成日時:2020年3月26日 3時

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