*35駅目* ページ35
ーYouー
私の隣にいたあっくんはこの前一緒に呑んだ時に仲良くなって話しやすかったし
逆隣にいる流星くんはイケメンで最初は近寄り難かったけど
話してみると天然で面白い人だった。
だからついつい2人と楽しく話していて
目の前の変化に気付けていなかった。
ふと斜め前を見てみたら
そこにいるはずののんちゃんと
はまちゃんがいなくなっていた。
『ね、ね、あっくん、のんちゃんとはまちゃんどこに行ったのかな??』
照「え??あれ??いつの間にいなくなったん??
ちょ、淳太くんのんちゃんとはまちゃんどこ行ったか知らん??」
淳「あーなんか外の空気当たってくる言うて出ていったで。」
照「そかそか。
だってAちゃん。」
『あ、うん。ありがとう。』
今まであっくんと流星くんと話してて
のんちゃんのこと気にしてなかったけど
目の前からいなくなったのに気付いたら
のんちゃんのことが気になって仕方ない。
『あの、淳太くん、
のんちゃんとはまちゃん、いつ頃外に出ていきました??』
淳太「んー、かれこれ15分くらい前ちゃうかなー??」
『そっか…ありがとう。
ちょっと様子見に行きがてら
私も外の風当たりに行ってくるね。』
のんちゃんのことが気になって
そう言って立ち上がった瞬間ー
あっくんに腕を掴まれた。
『え??』
とっさにあっくんを見ると
パッと掴んでいた私の腕を離したあっくん。
もしかしてあっくんも外に行きたいのかなって思って
『あっくんも行く??』
そう聞いてみたけど
『ううん。』
と、一言そう言ったっきり何も言葉を発しなかった。
『じゃあ行ってくるね。』
私はそんなあっくんに一言告げて
のんちゃんがいるであろうお店の外へと向かった。
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作者名:虹色流れ星 | 作成日時:2017年9月13日 22時