*11駅目* ページ11
居酒屋には時間丁度に着いた。
中に入るとイケメン君…基、小瀧くんに言われた通り店員さんに
『小瀧ですけど…。』
そう言うと
店員さんは、あぁ!!とすぐに分かってくれたみたいで
案内してくれた。
でも案内されたのは
いつもここの居酒屋に来た時に使うオープンな席ではなく、
何故か、今まで来たこともない、奥にある個室。
店員「お連れ様お連れしました。」
店員さんがその個室をノックして声をかけると
数時間前に聞いたあの関西弁声が聞こえてきた。
『失礼します…。』
緊張しながら個室の中に入ると
満員電車で見た、小瀧くんの姿と
どこかで見覚えのある、でも知り合いではない男の人の姿があった。
「A…さん??」
『え、あ!そうです。
Aです。』
「改めまして、小瀧望です。」
小瀧くんはわざわざ立って私を迎え入れてくれた。
照「え!この子が噂のAちゃん!?!?」
「せやで!
俺が呼んでん!!」
照「初めまして。桐山照史です!」
『初めまして、Aです。』
照「よろしくなー!
Aちゃんそこに立ってないでこっち座って一緒に飲もうや!!
あ、もしかして未成年??」
『いえ、21なのでお酒は飲めますけど…
私、定期ケースを受取りに来ただけなので
お2人のお邪魔になるだろうしすぐにお暇するつもりだったんですけど…。』
「21なら俺と同い年やね!!
Aちゃんが嫌じゃなければ、遠慮せんと一緒に飲まへん??」
『…いいんですか??』
「もちろん!!」
『じゃあ、お言葉に甘えて。』
少しだけならいいかな
ほんのちょっとの期待を胸に、私は小瀧くんの隣に座った。
.
255人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:虹色流れ星 | 作成日時:2017年9月13日 22時