今日:3 hit、昨日:6 hit、合計:864 hit
小|中|大
今宵118 in弥 笑ってくれ ページ26
彼奴の顔が何か急に
暗くなったと思ったら走って逃げやがった…
俺、何か気まずい顔でもしてたのか…?
………すまん。
無意識だったかもしれん
無意識と言うよりかは、
眠いからだったかも知れん…
…仕方がない。
明日、謝るか……
仕方がないって事じゃないけどな
と思い自嘲気味に笑う…
そんな時…
ふと空を見上げると、月は雲に隠れて居た
その時…
『お主は、また…
愛しいあの小娘を
忘れ様として居るのかの?』
何処からかそんな声がした
もうコレで何回目だろう?
頭に響くその声は
俺の中で何回も回って
罪悪感を増やしていく…
「止めてくれッ!!」って叫んだって
消えない言葉…
それは俺の後悔からの幻聴?
それとも…
あの世の彼女からの伝言?
否、そんな事は無いと首を横に振り
前を見る
前には一人、黒い服で身を包んだ
俺と同じ位の背丈の人が居た
姿からして女だろう
その女は不気味に笑いだした…
そうか、可笑しいか
なら……
こんな俺を存分に笑ってくれ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:今宵 赤雀 | 作成日時:2014年12月14日 17時