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今宵76 in弥 涙 ページ28

居くなったんだったら
追い付きようがない
兎に角、今は
血の臭いの元凶が何処かを
突き止めなければ…
目を閉じて意識を集中させる
何処だ…?
何処なんだ!?
弥「!!」
他との差は微かだが、
練習場の方角が一番、血の臭いが濃い
恐らく、血の臭いの元凶は
練習場にある…!!
俺は、屋上の扉を開けて
階段を手摺を上手く利用して降りる
そのまま、一階まで来ると
上履きのまま
学校正面玄関の扉を
勢い良く、開けて外に出る
そして、練習場へと走る
練習場へと近づくにつれ
血の臭いは濃くなる…
俺は、走りながら
間に合え…間に合え!!
と必死に願うばかりだった
目の前にはもう、練習場の扉
もう少しで取っ手に手が届きそうだ…
届きそうで、届かない…
今はまささに、
そんな状況だった
俺の脳内に昔の記憶が
フラッシュバックして
一瞬、昔と今が少しだけ重なった
だけど、今は違った。
ちゃんと、扉の取っ手を掴み
勢い良く開けたスライド式の扉が
ガタンッと音をたてる
練習場の中には、倒れた紗々と彼奴
………日高 Aが居た
もう、出遅れ…なのか?
そう、不安に思った時
一人、戸惑っている響が居た
その状況からして
タヒんでは居ないのだろう
血の臭いは紗々が元凶っぽいが
そんなに出血はして居なかった
そう言えば、人狼は
血の臭いに敏感だった…な
ま、兎に角
弥「どうしたんだ?響」
ハァハァと息切れてる俺が話かけると
やっと俺に気づいたらしく
響は慌てた表情で、俺の方を向き
歩んできた
響「あ、弥!!実は……な。」
〜〜〜〜〜少年事情説明中〜〜〜〜〜
弥「……それ、全部。一人で
人狼倒そうとしたお前の過ちだろ。」
と飽きれ気味に溜め息をつく
Aの場合はどうして
倒れて居るのか響も判らないから
結構、心配だが
………
……こう言う時は
目を覚ますまで
保健室で安静にしとくのが
一番、良い……んだっけな?
弥「保健室……連れて行けよ?
その二人。」
響「そうだけど、俺じゃ二人も
保健室に運べないんだよねー。
だから…」
弥「手伝えって?」
響「判ってるじゃん。
判ってるなら、早く
手伝ってよ?
俺は、紗々を運ぶからさ?
((弥「人に頼むのに
自分だけ先に人選しやがったよ!」
……。」
弥「………(怒)
判った!やりゃ良いんだろ!?」
響「じゃ、そう言う事で!」
と言い、紗々を背負い
練習場を出て行く、響…
残された、Aと俺……
弥「……?」
Aの顔をふと、見ると
頬に涙が伝っていた

駄駄駄駄ッ!!作者から((→←今宵75 in弥 血の臭い


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設定タグ:汝は人狼なりや? , 弌月学園   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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作者名:今宵 赤雀 | 作成日時:2014年11月4日 20時

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