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150話 トランシーバーを手に ページ2
レオ「お前自身でタイミングを見極めろだとさ。
その日すぐに実行可能だ。
それにしてもお前の記憶が無事戻って良かったぞ。
俺のアリスは幹部生クラスでもあるが歴代最強のアリス使いには効かないんじゃないかとそわそわしたぞ。」
レオは先ほどもグダッとしていたがさらにグダグダし始めた。
A「まぁ私も一か八かの勝負だったわ。でも結果論としては成功したから良かったじゃない。」
レオ「失敗したらどうするつもりだったんだ？」
A「その時は直接レオが私の記憶を蘇らせるのよ。私を呼び出すことぐらい可能でしょ？」
レオがアリスを使えば職員を使って私を呼び出すことも可能だし、部下の瞬間移動を使えば私の部屋までひとっ飛びだ。
レオ「ほんとお前は恐ろしいな。本当にガキか？」
A「私は少しだけ人より知識があるだけよ。体力とかも人並みにしかないし。」
レオはこちらをジト目で見てきてこういった。
レオ「ふーん。本当アリスはパワーバランスを崩しにくるな。」
その直後扉をノックする音が聞こえた。
？「レオ。僕だ。」
レオ「鳴海先輩。どうぞ。」
私はそろそろ退散としましょうか。
A「それじゃあ私はいくわね。またね、レオ。」
レオ「ああ。」
鳴海「？あれなんでAちゃんがここにいるんだい？」
A「レオにお茶出しにきた。ただそれだけ。」
ナルは納得したようだ。
鳴海「そうかい。気をつけて帰るんだよ。」
私は部屋から出て行き扉を閉めた。
トランシーバーを手に握りしめ寮に帰ることにした。
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作者名：さくらんぼもち | 作成日時：2019年8月2日 19時
