54話 流石は会長 ページ5
袋から取り出し、広げてみるとピンクと茶色がかわいらしい、細ベルトにリボンのついたワンピースとピンクが濃いリボンの髪飾りだった。
初校長からっていうのが癪だが、きてみると想像以上に可愛かった。
イメージ
A「これ、任務での傷が隠れる…。まさか、これを…いや、そんなわけ…」
私の中でそんな優しさが罠なのかと葛藤する自分がいた。
ゴーン
鐘が鳴り響く。後夜祭の始まりの合図だ。
私はこれでも
後夜祭のステージをイメージし、
目を開けると3校長のステージ登壇の時だった。
櫻野「A!さっきさっきまでどこ行ってたんだ。」
げ、櫻野先輩…やらかした、盛大にやらかした。
A「別に寮でナルから衣装もらってだだけ。」
櫻野「!なぜ君だけ服装が違う。しかもその服、完全特注品だ…鳴海先生から貰うとしてもそれはおかしい。」
流石は会長、鋭い。ここはもう正直に…と思ったがこうすることにした。
私はテレパシーのアリスで櫻野先輩に事実を伝えた。
櫻野「!そういうことか。なら説明がつく。」
一人で解決した櫻野先輩はその他の幹部生から見たら謎だろう。だから私は合わせることにした。
A「わかってくれましたね。たったこれだけの情報で理解してくださってありがとうございます。」
一応お礼も言っておいた。
司会者「ではここから表彰に入りまーす!!!!」
さて、ここから楽しみだ。いったい誰が表彰されるのか。
66人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さくらんぼもち | 作成日時:2018年11月13日 22時