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86話 花姫殿の噂 ページ38

その時食堂の出入り口から明るい笑顔で美咲が現れた。

美咲「久しぶりだな!お前ら!」

蜜柑「美咲先輩!助けてや!」

蛍らが美咲に事情を説明すると、1発翼に拳を入れていた。

蜜柑「あ、そうや!翼先輩達、これ何か知っとる?」

ちらっと見せたのは先ほどもらった花園会へのご招待の紙だ。

美咲「ん?なんだ?…花園会?!しかもご招待だって?!」

翼「花園会ってあれか?中等部校長のサロンの」

サロンって…。

A「そこってどう言うところなの?」

翼「中等部校長が作った美少女サロンさ。まぁ、詳しいことは俺じゃなくてこいつ(美咲)に聞いたらどうだ?」

美咲「あぁ。
その花園会ってのは年4回ぐらい開かれる中等部校長主催のイベントさ。
中でもお正月と七夕は力を入れてる。
そこにいる人達は花姫と呼ばれ、それぞれに花名が与えられるんだ。
学園の有名どころはほとんど行ってるな。
花園会は学園全ての女子の憧れらしいが私は興味ないね。あんな怪しいところ。」

花姫、花名。花が好きなのか?

蜜柑「怪しいって?」

翼「あー、お前らは知らねえか。」

美咲「まぁ、初等部はほとんど関係ないからな。
校長のお気に入りの子は人形がわりに可愛がられ一生地下に閉じ込められる…とかな。」

一生地下に閉じ込められる…か。

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作者名:さくらんぼもち | 作成日時:2018年11月13日 22時

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