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84話 みかんと抹茶と ページ36

手にすくい上げて中身を見るとオレンジ色のお餅と抹茶色のお餅が入っていた。

A「棗、たべる?」

棗「…オメーが食うのなら。」

机の引き出しの中から割り箸をとってお椀に2膳の箸が入った。

棗/A「「いただきます。」」

棗はオレンジ色のお餅、私は抹茶色のお餅を口に入れた。

棗「…まじぃ。」

A「これ、抹茶味だ。」

棗「俺のはよくわからん味だった。」

A「うそ、食べてみよう。」

オレンジ色の謎のお餅を口に運んでみた。

噛んでみると柑橘系の味がする。

…これは、みかんかな?

A「みかんじゃない?蜜柑らしいじゃん。」

棗「…言われてみればそうだな。」

お雑煮のお椀を片付けに行くのも兼ねて、顔を整え外に出る。

85話 偶然が功を制す→←83話 私じゃダメなの…?



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作者名:さくらんぼもち | 作成日時:2018年11月13日 22時

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