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「グルッペーン、起きてー。」
朝５時、扉の向こうから声をかけるとモゾモゾと動く音がしてから短く、おぅ起きたわと返事があった。
今日は毎日のように繰り広げられる朝の攻防はないようで一安心。
畑仕事をするときに被る赤いリボンのついた麦わら帽子を被ると、グルッペンの部屋の扉が開く。
うわぁ、すっごい眠そう。
グルッペンの柔らかい金髪はちょっと寝ぐせがついてハネてる、ふふっ可愛いなぁ。
「大丈夫？無理しなくていいんだよ？」
「…んー、大丈夫や。」
ちょこんとハネた寝ぐせと耳にかけてあげると、グルッペンは少しかがんで私の肩に頭を乗せる。
うわ、いい匂い。
髪も体も同じもので洗ってるというのになんでこんないい匂いがするんだろ、体臭かな？くそぅ、さすが魔性の男、グルッペン。
のそりと体を起こして、麦わら帽子を両手で抓む。
「ええやん、これ。」
「本当？グルッペンも被る？あるよ、青リボンの色違い。」
「いや、いいわ…。」
ポンポンと私の頭を叩いて外へ出るグルッペンの後を追う。
まぁ朝早いし帽子被らなくても大丈夫かな、グルッペンが麦わら帽子被るのちょっと見てみたかったけど。
「じゃーグルッペンは畑の水やりをしてもらっていい？私は動物たちの小屋掃除してくるね！」
「おー。」
小屋へ足を進めながら振り返ると、ホースを片手に畑に水を撒くグルッペンの背中が見えた。
なんだかむず痒い気持ちになりながら、足取り軽く小屋へ行く。
小屋の掃除をしていると水やりを終えたグルッペンが来たので、動物たちにご飯をあげるようにお願いした。
果物と野菜の入ったカゴを渡すと少し嬉しそうにして外の柵へ向かうグルッペン。
やっぱり動物すきなんだ。ちょっと顔がニヤけてしまう。
後でヤギの乳搾りやらせてあげよう、どんな反応するか楽しみだなぁ。
「おぉう、うわっ、おぉー。」
ヤギの乳搾りをするグルッペンの反応は予想以上だった。
すっごい無邪気、笑顔が眩しいぞー可愛すぎるぞグルッペンくん。
畑仕事も動物のお世話も好きだけど、今日はいつもよりすごく楽しい。
「さて、朝ご飯にしよっか！グルッペン！」
「だな、腹減ったわ。」
家へ足を向けた瞬間、ぐいっと腕を引っ張られた。
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なな - うん。 いや最推しにこんなんされたらもう本当ヤバいなぁ…((語彙力ｯ いやグルちゃんかっこええ~… (2019年9月7日 18時) (
レス) id: 49b689c972 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメ＊ - グルさんイケメン…最推しです(*´ー｀*) (2017年9月10日 9時) (レス) id: ab38d97291 (このIDを非表示/違反報告)
ひとちん(プロフ) - 75さん» 75さんコメントありがとうございます！楽しんで貰えたなら幸いです！！続編も次回作も早くお届けできますよう頑張ります！これからもよろしくお願いします！！ (2017年8月22日 12時) (レス) id: 30a8058165 (このIDを非表示/違反報告)
75(プロフ) - ひとちん様初めまして。いつも楽しみに読ませて頂いております。この度は完結おめでとうございます！秀逸な作品構成にどきどきしながらページを送っておりました。続編、次回作共に首を長くしてお待ちしてます！体調にはお気をつけてお過ごしくださいませ。 (2017年8月22日 12時) (レス) id: 97ace52c10 (このIDを非表示/違反報告)
ひとちん(プロフ) - 水鈴さん» 水鈴さんコメントありがとうございます！感想とても嬉しいです！！2では二人のその後などを書かせて頂く予定ですので完成したらぜひそちらもご覧になってくれると嬉しいです！これからもよろしくお願いします！！ (2017年8月21日 22時) (レス) id: 30a8058165 (このIDを非表示/違反報告)
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