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心臓が飛び出そうだ。
目を瞑るグルッペンの顔がすごく近い。
しっかりと狙いを定める為にグルッペンの唇に目をやると、今から自分からキスをするという行為を生々しく感じてしまい顔に熱が集まる。
緊張で固まってしまった私にグルッペンの鼻で笑う音が聞こえた。
「興奮しすぎだろ。」
「こ、興奮なんかしてないわよ！」
「嘘つけ、鼻息すごいゾ。」
バッとグルッペンの肩から手を離し口元を覆う。
鼻息そんな出てないよね！？そんなのまるで変質者じゃない…！
焦って自分の鼻息を確認する私にグルッペンは盛大に笑う。
からかわれたのだと分かるとムカっとして、その勢いのままグルッペンの目を手のひらで隠した。
ちゅ
ほんの一瞬、触れた唇にグルッペンの笑いが止まる。
グルッペンの目から手を離すと同時に、後頭部をガシリと掴まれて引き寄せられる。
慌てて行き場を無くした手はグルッペンの肩を掴み、次の瞬間には噛みつくようにキスをされた。
激しく私の唇を貪るキスに息継ぎがうまくできず、崩れ落ちそうになる体はいつの間にか腰に回されたグルッペンの腕に支えられていた。
もはや限界だと、グルッペンの肩を数回叩いてやっと離された体は力が入らず、ペタリと床に座り込んだ。
さっきまでとは違い見上げる形になったグルッペンを涙目で睨みつけて批難する。
「結局めちゃくちゃするんじゃない！嘘つき！」
「A、その表情ヤバい、エロイゾ。」
「〜〜〜っ！！このエロッペン！」
なんでこの人は人の話を全く聞かないのだろうか…！
恥ずかしさが限界突破した私の目から涙が零れる。
グルッペンは両手で私の頬を包み顔を寄せると、零れる涙を唇で受け止めた。
「毎日俺のお願い聞くのと一緒に寝るの、どっちがいいか？」
惚ける私にグルッペンはまたもや選択を迫る。
もう一度軽くキスをされた後、グルッペンが口を開く。
「一緒に寝るよな？」
やはりこの男は悪魔だ。
有無を言わせぬ笑顔に思考能力が低下している私はコクリと頷くしかなかった。
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なな - うん。 いや最推しにこんなんされたらもう本当ヤバいなぁ…((語彙力ｯ いやグルちゃんかっこええ~… (2019年9月7日 18時) (
レス) id: 49b689c972 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメ＊ - グルさんイケメン…最推しです(*´ー｀*) (2017年9月10日 9時) (レス) id: ab38d97291 (このIDを非表示/違反報告)
ひとちん(プロフ) - 75さん» 75さんコメントありがとうございます！楽しんで貰えたなら幸いです！！続編も次回作も早くお届けできますよう頑張ります！これからもよろしくお願いします！！ (2017年8月22日 12時) (レス) id: 30a8058165 (このIDを非表示/違反報告)
75(プロフ) - ひとちん様初めまして。いつも楽しみに読ませて頂いております。この度は完結おめでとうございます！秀逸な作品構成にどきどきしながらページを送っておりました。続編、次回作共に首を長くしてお待ちしてます！体調にはお気をつけてお過ごしくださいませ。 (2017年8月22日 12時) (レス) id: 97ace52c10 (このIDを非表示/違反報告)
ひとちん(プロフ) - 水鈴さん» 水鈴さんコメントありがとうございます！感想とても嬉しいです！！2では二人のその後などを書かせて頂く予定ですので完成したらぜひそちらもご覧になってくれると嬉しいです！これからもよろしくお願いします！！ (2017年8月21日 22時) (レス) id: 30a8058165 (このIDを非表示/違反報告)
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