＃１２４ ページ24
██side
呪術界…それは俺にとっては最も生きにくく、標高の馬鹿高い酸素の薄い山の上みたいな場所
その頂きに足を踏み入れられるのはごく一部の人間のみ
術師としての見込みが無けりゃ簡単に蹴落とされる…
俺は完璧な後者だった
天与呪縛フィジカルギフテッド
生まれながらにして相当の
俺の場合の
呪術界御三家 禪院の家に生まれた俺には、生れつき呪力が無かった
呪術師の家系にも極稀に一般人並みの呪力保持者が生まれる事はあったが、呪力が0と言うのはそうある事ではなかった
俺がついてなかったのは、禪院に生まれちまった事だ
天与呪縛によって得た物は強靭で人間離れした身体能力と、極めて鋭敏な五感
呪力を持たずしても呪霊は認識はできるし、対人間なら体術で負ける気はしねぇ
だが、呪力こそが絶対の禪院家にとって
どれだけ
対人間に対して無敵だとしても、呪霊相手じゃ呪力がなくちゃ祓う事は出来ない
それを分かった上で、餓鬼の頃には嫌がらせとして呪霊の溜まり場みてぇな所に放り込まれた事もあった
その時に付いた口元の傷は大人になった今でも残ってる
そんな幼少期を過ごしゃ嫌でもグレる
例外無く俺も立派にひん曲がった人間に成長して、定職には就かず適当な女の所を転々としていたり
金の稼ぎ処ろって言や、正規ルートでは依頼出来ない様な裏の仕事ばっか
ただ、そう言う奴らは羽振りが良い…一件依頼を熟しゃたちまち大金が手に入る
今は女遊びは落ち着いたが、仕事に関してはそんな感じで…
今も正にある依頼を遂行している最中な訳だが
・｢お前こんな所に居たのか｣
競馬場の観客席、大きなモニターを眺めながらレースの開始を待っていたら
聞き慣れた男の声が少し遠くから聞こえて振り向くと、相変わらずシケたスーツ姿のそいつが俺を呆れた目で見ていた
こいつは俺にクライアントからの依頼を運んでくる仲介人
今回の件も、こいつを通して依頼が来た
かなり大きな山になるから、こいつもクライアントもせっ突いてくる
・｢依頼の方は問題無く進んでんのか？禪院…｣
██｢問題ねーって…それから、今の俺は禪院じゃねぇよ…婿養子に入ったからな……今は、伏黒だ｣ﾆｯ
＿＿［伏黒甚爾 対処者に接近まで○○時間］
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P(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます。以前もお伝えした通り、粗方のシナリオはあるので…順を追ってという形になります( .. )ストーリーとしては、まだ直ぐには落ち着かない予定です。また更新頻度についても、空いた時間に…という感じなので、申し訳ありません💦 (2022年2月28日 23時) (
レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - Pさん、早く五条悟と夢主ちゃんは結ばれるのですのか？ (2022年2月28日 18時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：P | 作成日時：2022年2月26日 23時
