＃３９ ページ39
何が…起きてるの？今、傑さん 何て……
傑さんが、私を好き…？
そんな事突然言われても、頭が追い付かない…
だってついこの間、大切な友人だと言ってくれたばかりじゃない
それなのに…
傑｢…｣
A｢…っ｣
私を抱き締めたまま その手を緩める事無く動かない
お願い…何か言って下さい……
そうでなきゃ、私…どうしていいのか分からない
A｢…傑さん……私…っ…｢…なーんて(傑 ﾊﾟｯ！
……え？
私が体を離そうとして力を込めた瞬間、それを感じ取ったみたいに傑さんの温もりが消えた
A｢え…あの…っ｣
傑｢…｣ﾆｺｯ
代わりに見えたのは、けろっとした傑さんのいつも通りの笑顔だけで…
傑｢ごめん、驚いた？｣
A｢驚いたって…そりゃ…っ｣
さっきまでの張り詰めた空気感とは打って変わって、突然の普段通り過ぎる傑さんに戸惑ってしまう
どういう事…？何がどうなって……
傑｢いやー…悟の事でパンクしそうになってたから、そんなの吹っ飛ぶくらいの衝撃与えたらどうかな？と思ってさ｣
A｢……それ…って、つまり…｣
さっきの言葉は、傑さんの……嘘？
傑｢ごめんね、ちょっとした悪戯心と言うか…親切心というか？｣
そう言う傑さんは両手を顔の前で広げておちょけて見せる
A｢な…っ…脅かさないて下さいよ！驚くに決まってるじゃないですか！
私、もう…どうしていいのか分かんなくて、寧ろパニックになったと言うか……もう〜！///｣
危うく本気にしてしまう所だったじゃないですか…っ
恥ずかしいやらほっとしたやらで、高ぶる感情をぶつける様にぽこぽこと小さく傑さんの広げられた掌に自分の拳をぶつける
傑｢あははは…悪かったよ……でも、少しは悩んでた事も忘れられただろう？｣
A｢そうですけど…心臓に悪いから辞めて下さい…！それに、私の為に体張りすぎです…
そう言うのは本当に想いを寄せてる方だけの方がいいですよ｣
傑｢名案だと思ったんだけどな…またパンクしそうになったら、いつでもやるから言ってよ｣
A｢傑さん、反省してないですね…？｣
全く…傑さんの突拍子も無い思い付きに、また まんまと振り回されてしまった…
ｽﾞｻｧｧｱ!!
A｢…！？今度は何…っ｣ﾋﾞｸｯ
傑｢あ…まずい…｣ｷﾞｸｯ
振り向くと、砂煙から姿を表したのは…
悟｢す〜ぐ〜る〜！！ここで何してんだよ！｣
傑｢落ち着け悟、何もしてないから｣
悟｢信用出来るか！そんな言葉〜！｣
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momoko19960430(プロフ) - プスメラウィッチさん» 初めまして。コメントありがとうございます。元々あらすじは決まっていて、最終的には五条さんと結ばれる作品として描いております。紆余曲折はありますが、見守って頂けると嬉しいです。頑張ります(^^) (2021年11月30日 14時) (
レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - Pさん初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張ってください。応援しています。 (2021年11月30日 1時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：P | 作成日時：2021年11月22日 22時
