寝ぼけた ページ40
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ガヤガヤとした音にふと目を覚ます
「…………？」
目をシバシバさせて視点を合わせれば見慣れた天井
「………」
「起きたか、A」
「…………ぬら、りひょん」
体を包むように乗せられている腕をたどって視線をあげればそこにいたのは己の愛する男が笑みを浮かべて私を見ていた
ああ、ここは本家か
本家で起きたなんて、なにやら変な感じだ……
なんだか、懐かしい夢でも見ているよう
隣にぬらりひょんがいるのもきっと夢だ
夢ならば、少し甘えても許されるだろう
そう思って私はぬらりひょんと同じように笑みを浮かべてその胸に身を寄せた
「！」
「もっと強く抱き締めておくれ」
「……ああ」
ぎゅう、と込められた力
やけに肌に触れる感触がリアリティのあるもので、この強めの抱擁に私は夢というのは感触までこんなにはっきりとわかるものだったろうか、と寝ぼけた頭で考える
「愛いのう……はぁ、Aじゃ……」
「ん……」
サワサワと私を抱きしめるぬらりひょんの手が私の体を撫でる
「愛してる」
「ぁ………ん…………ぬら、りひょん」
「何百年経とうとワシの心はお前のモンじゃ…」
初めはただ咳き込む者の背を撫でるようなものだったのに、段々と体を這わせるような手つきになってきて私は思わず眉間に皺が寄り始めた
なんだ、実は…欲求不満なのか？私は
こんな夢を見るなんて
「好きじゃ……本当に、帰って来てくれたんだじゃのう。
おかえり、A…」
……………………"おかえり"？
その一言で、私の中で昨日の記憶が呼び起こされた
「！！」
「A…お前を愛させてくれ」
「っ、触るなこのたわけが━━━━━━━ッッ！！！」
「グファッッッ！！！！！！」
朝から破壊音と共に、初代が宙を舞った
「…………………本家に帰ってきた翌日になんで親父が宙に舞う事態になってんだよ？？」
「こやつがたわけだから、としか言えん」
「いっっってぇ…………腹に走る鈍痛が………
腹だと何をするにも振動が伝わって痛てぇ……
こりゃあんまりじゃ、A。
というか、むしろ誘ったのはお前じゃろう！」
「頭蓋骨を割られたい？中々変わった願望を持つな、貴様は」
「お前さんの耳はどうなっとんじゃ！！？ぐっ、つ、」
本人が言うように、腹に走った鈍痛に顔をゆがめるぬらりひょん
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江(プロフ) - 紅葉さん» こちらこそありがとうございます！待ち望んでいただいてるようで嬉しいです。更新頑張ります！ (2020年11月12日 18時) (
レス) id: 088474bcfb (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - MAREさん» ありがとうございます！頑張りますね！ (2020年11月12日 18時) (レス) id: 088474bcfb (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 更新ありがとうございます！早く遠野編や京都編なども読んでみたいです。これからも更新頑張ってください！ (2020年11月6日 20時) (レス) id: 105efbdf0c (このIDを非表示/違反報告)
MARE(プロフ) - 更新まってましたー！更新ありがとうございます(o^-^)これからもゆっくり頑張って下さい！応援してます〜！ (2020年11月6日 18時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - あいねこさん» いえ、一応まだ更新はします。ただ単に今亀更新なだけです、すみません汗 ですが、サイトへの移行が終わればどうするかわかりません。でも現在としてはまだ更新いたします。 (2020年10月29日 21時) (レス) id: 088474bcfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年5月21日 15時
