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一方、ぬらりひょんは…
「……やっとか」
縁側で煙草を嗜みながら静かに夜を待つ
「総大将〜！」
「なんじゃカラス」
「いい加減お教えくだされ！
一体今日誰がここへ来るというのですか！」
「来るんじゃなく帰ってくるんじゃと何度言えばいい」
「帰ってくるってだから誰が！ですか！」
いきなり今で出来る最高の歓迎をしろと言われても相手が誰なのかわからなければどんな歓迎をすればいいか分からないと言うのに！とカラスは文句を垂れていた
「貴方や鯉伴様がこんなに喜ぶ方などそうそう居ませんし、突然言われても全く皆目検討もつきませんよ。
それに出て行って帰ってこないなんて総大将たちじゃないんですから」
「そうじゃのぉ。
じゃがあいつは長い間ここを空けて、やっと帰って来るんじゃ。
最高のもてなしで迎えたいと思うのは仕方ねぇ」
「だから！その最高のもてなしをするために！
誰なのかを聞いているのですよ！」
ぬらりひょんは相変わらずうるさいヤツじゃのぉ、と紫煙を吐いた
「お前もよく知っとるやつじゃ」
「は、知っている方…ですか？」
「おう」
カラスとてよく知っている
何かとぬらりひょんや鯉伴に問題があった場合はいつもAの所へ助けを求めに行った鴉天狗なのだから
「………………………」
「ま、もてなせとは言ったがいつも通りで構わん。
あいつもそこまで仰々しくされるのは好まん。
いつもより少し豪華くらいでいいんじゃ」
「は、はぁ……」
「それに、あいつがここへ帰ってくる。
その事が何よりも大切なことじゃからのう」
あ、今日は酒もたんまりと用意しておけよ！とぬらりひょんは笑った
「………承知しました」
鴉天狗は結局何もわからずぬらりひょんの指示に従う他なく、その指示を他の者に出していると休日である為いつも日中は家にいないリクオが向こうからやってくる
「リクオ様」
「あ、鴉天狗」
お仕事お疲れ様と言って自分を労る若頭に鴉天狗は胸が熱くなった
「勿体なきお言葉でございます」
「…ねぇ鴉天狗」
「はい？」
「あのさ、僕昨日夜散歩に行ってたから知らないんだけど…この騒ぎ何？？」
リクオは昨日もいつもやっている夜の散歩と称した町内の見回りをしていた
だから総大将や二代目のあの指示を聞いていないのだ
「ああ、これはですね」
だから鴉天狗は今自分がわかるだけの情報をリクオへと流した
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江(プロフ) - 紅葉さん» こちらこそありがとうございます！待ち望んでいただいてるようで嬉しいです。更新頑張ります！ (2020年11月12日 18時) (
レス) id: 088474bcfb (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - MAREさん» ありがとうございます！頑張りますね！ (2020年11月12日 18時) (レス) id: 088474bcfb (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 更新ありがとうございます！早く遠野編や京都編なども読んでみたいです。これからも更新頑張ってください！ (2020年11月6日 20時) (レス) id: 105efbdf0c (このIDを非表示/違反報告)
MARE(プロフ) - 更新まってましたー！更新ありがとうございます(o^-^)これからもゆっくり頑張って下さい！応援してます〜！ (2020年11月6日 18時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - あいねこさん» いえ、一応まだ更新はします。ただ単に今亀更新なだけです、すみません汗 ですが、サイトへの移行が終わればどうするかわかりません。でも現在としてはまだ更新いたします。 (2020年10月29日 21時) (レス) id: 088474bcfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年5月21日 15時
