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私はビクビクとあからさまに怯えるカナにため息を吐き、布団から出るとカナのそばへ行きその手を握った
「A…？」
「大人しく寝ろ、カナ。私がついていてやろう」
「さ、寒くない？」
「問題ない。私のことをそう思うのならばさっさと寝ろ」
「ハイ」
ポンポンと昔子供の頃の鯉伴にやったように叩いているとカナはすぐに眠りについた
それを見て私はクスリと笑い、周りを見ると巻たちも既に寝ていた
なかなか皆図太い神経をしているのだろう
そしてこんな直ぐに寝れるとは少し感心してしまう
だが私はまだ寝るつもりなどなかった為そのまま起きているとそれは程なくして、現れた
私が背を向けてる方に現れたのは気配でわかった
手を繋いでいるカナの手がカタカタと震え始めたのに気づき、瞑っていた目を開ければカナも何かを感じたのか、目を覚ましていた
その目には涙が滲んでいる
「…………」
ギュッとに強く握ってやればカナは私も起きていることに気づき邪魅のことを私へ訴えてくる
だから私は小さく頷く
さて、これからどうしたものか。と思考を巡らそうとした途端バァァンと襖を突破してきた清継たち
それに反射的にカナは叫んだ
「どこだぁぁ妖怪ぃい━━━━━━！！！」
「ひゃあああぁああああ！！！！」
「……………はぁ」
男子がこの部屋に入ってきたことにより部屋の中はてんやわんや
邪魅はいつの間にか消えており、私は頭が痛いと小さく頭を振るのであった
(貴様ら喧しい。とっととこの部屋から失せろ)
(むっ、Aくん！だが家長くんがおばけが出たと)
(黙れ貴様に私の睡眠を妨害する権利があると思っているのか？)
(い、いやそれは)
(ならば今すぐ踵を返し失せろ。不愉快だ)
(ごめんなさい)
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江(プロフ) - 紅葉さん» こちらこそありがとうございます！待ち望んでいただいてるようで嬉しいです。更新頑張ります！ (2020年11月12日 18時) (
レス) id: 088474bcfb (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - MAREさん» ありがとうございます！頑張りますね！ (2020年11月12日 18時) (レス) id: 088474bcfb (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 更新ありがとうございます！早く遠野編や京都編なども読んでみたいです。これからも更新頑張ってください！ (2020年11月6日 20時) (レス) id: 105efbdf0c (このIDを非表示/違反報告)
MARE(プロフ) - 更新まってましたー！更新ありがとうございます(o^-^)これからもゆっくり頑張って下さい！応援してます〜！ (2020年11月6日 18時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - あいねこさん» いえ、一応まだ更新はします。ただ単に今亀更新なだけです、すみません汗 ですが、サイトへの移行が終わればどうするかわかりません。でも現在としてはまだ更新いたします。 (2020年10月29日 21時) (レス) id: 088474bcfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年5月21日 15時
