愛おしい ページ13
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四国との決着が着いた後日……
「はぁぁぁ……Aじゃぁぁ」
私を膝に座らせギューッと抱きしめてくるぬらりひょん
来てからずっとこの状態だ
「………………………鬱陶しい」
「総大将…」
「親父…」
「大将、奥方が今にも拳を突き出さん顔しとるぞ」
「喧しい！ワシはAを補給中なんじゃ！！」
しかも何故か牛鬼、鯉伴、狒々までもが我が家に来ている
「数日会わんだけでワシは干からびそうじゃ！」
「そのまま干物にでもなってしまえたわけめ」
勝手にどこかへ消えたのはお前の方だろう
「だがしかし…とりあえず四国と決着が着いてよかったな」
「ええ。リクオ様らしい寛大な処分を下され中には気に食わぬ者も多数おりますが」
「良い。そのような奴ら放っておけ。
どうせ過去の奴良組の栄光に縋る頭の固いジジイ共だろう」
「おいおい、おふくろ…」
「間違ったことは言っておらぬだろう？」
しかしだからこそなんとも言えないところでもある
鯉伴は苦笑いを浮かべた
「狒々も死なんでよかった」
「ああ、奥方のおかげじゃ。ありがとの」
「構わん。
だが鴆に付きっきりで見られていたのだろう？お前」
「あぁ、すぐにでも四国の若造共を血祭りにしてやろうと思ったんじゃがのう…」
鴆の奴、小賢しいことに麻痺薬を盛りおったんじゃ！と言う
それに私はキョトンとし、しかし直ぐに笑った
「ハハハッ！鴆の奴やりおる！」
「結構な量盛りおったぞ彼奴。
数日はそれが抜けんで床に伏しておった」
「鴆もお前にゃ暴れられちゃあ困ると思ったんじゃろ」
「狒々が暴れ出すとめんどくせーからなぁ」
「おかげで暴れ損なったわい！！」
狒々のことに関しては実に面白いことになっていたようで、私は笑いが収まらなかった
「ふ、ふふっ、面白い、面白いな今の鴆は！
ぜひ会ってみたいものだ」
「今の鴆はAの知ってる鴆の息子じゃ」
「！へぇ、彼奴の！そっくりか？」
「ああ。よく似とる」
「それは楽しみだな。
いつか会える日を楽しみにしておらねばな！」
にしても狒々に薬を盛るとは、と私はまたクスクスと笑うと狒々はいい加減にせぇと不満げに言ってきた
「それとおふくろ、やっぱり頭に急に蛇落ちてきたのはリクオも側近の奴らもえらいビックリしてたそうだぞ？」
「だから仕方あるまい？
リクオだけに会うならまだしもカラス達もいたのだ。
会いに行けん」
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江(プロフ) - 紅葉さん» こちらこそありがとうございます！待ち望んでいただいてるようで嬉しいです。更新頑張ります！ (2020年11月12日 18時) (
レス) id: 088474bcfb (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - MAREさん» ありがとうございます！頑張りますね！ (2020年11月12日 18時) (レス) id: 088474bcfb (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 更新ありがとうございます！早く遠野編や京都編なども読んでみたいです。これからも更新頑張ってください！ (2020年11月6日 20時) (レス) id: 105efbdf0c (このIDを非表示/違反報告)
MARE(プロフ) - 更新まってましたー！更新ありがとうございます(o^-^)これからもゆっくり頑張って下さい！応援してます〜！ (2020年11月6日 18時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - あいねこさん» いえ、一応まだ更新はします。ただ単に今亀更新なだけです、すみません汗 ですが、サイトへの移行が終わればどうするかわかりません。でも現在としてはまだ更新いたします。 (2020年10月29日 21時) (レス) id: 088474bcfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年5月21日 15時
