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待ちに待った週末
夜はなかなか寝付けなくて目覚ましより早く起きる
袋に入ったままのワンピースを手に取り鏡越しに合わせた
やっぱ似合わないよ…
気合い入りすぎじゃないかな…
蘭「似合うよ。」
『びっくりしたー！いきなり入ってこないでよ！』
蘭「気合入れすぎ〜笑」
『別に気合いとかないし！てか起きるの早くない？日曜日だよ？』
蘭「今帰ってきたんだよ、今日は1人だったから時間かかった」
『最近朝帰り多いね？仕事忙しいの？』
蘭「まぁな〜。竜胆起こして俺はもう寝るから。はしゃぎすぎんなよー。」
『わかったー。』
器用な竜兄は私の髪を巻いてくれたり洋服を整えてくれた
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
『来た！ねぇ私変じゃない？髪とか顔とか！』
竜「すんげぇ変。」
『馬鹿にしないで！！真剣なのに！』
ニヤニヤしながら玄関を開けに行く竜兄
竜「おー、早ぇな」
マ「おはようございます〜。」
目が合うとマイキーは目を丸くしてこっちを見た
『変だよね！！なんか気合い入りまくりー！みたいな笑笑 ちょっと色々頑張りすぎちゃった…あの着替えてくるから…』
マ「可愛い。」
『？なんて？』
マ「そんな綺麗になられちゃ俺隣歩けねぇじゃん。」
『そんなことないよ！！マイキーの方が何倍もかっこいい！！』
竜「俺の前でやめろよ気持ちわりぃ！さっさと行くぞ。」
お兄ちゃんの車に揺られて30分ほど
竜「じゃ夕方迎えくるからなんかあったらすぐ呼べよ」
『うん！ありがとう！』
マ「水族館すきなの？」
『うん、小さい頃よく来てたの。唯一お兄ちゃんたちと会える時間でさ私にとって大切な場所だからマイキー連れてきたかった！』
マ「そっか！なんか照れる。」
『素直だね笑 ペンギンのとこ行こ！』
あの頃と同じように私はペンギンを見てはしゃいだ。
同時に何故か涙が止まらなかった。
マイキーは何も言わずに私の手を握る
『あれなんで泣いてるんだろ笑 楽しすぎて涙止まんないや！』
マ「もう1人じゃないから。沢山我慢して偉かったね。」
やっと幼かった自分が報われた瞬間だった
あの時本当は
まだ一緒にいたい、帰りたくない、1人になりたくない、お母さんが怖い、お兄ちゃんたちが大好き、
叫びたい言葉は沢山あったのにありがとう！なんて笑顔で手を振って平気なフリをしていた。
ありがとう小さな私。
あなたが頑張ってくれたおかげでいま隣には素敵な彼氏と大好きなお兄ちゃんたちと過ごせてるよ。
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えむし(プロフ) - 紅葉さん» こんな長さ読んで下さりありがとうございます(TT)蘭兄だいぶ好き勝手させてしまいました。。笑 (2022年5月8日 17時) (
レス) id: 76c27aff1c (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 見たらすごく話数多くてびっくりした、、蘭www(暴走やめいいや) (2022年4月21日 16時) (レス) @page21 id: be2034ffb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむし | 作成日時：2021年8月14日 14時
