�� ページ14
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マ「…何してんだてめぇ。」
蘭「なんだその目。本当に殺ってやろうか？」
龍「それでも家族かよ。大切な妹じゃねぇのか！」
竜「お前らに何がわかる。こいつがガキの頃から俺たち2人で必死に育ててきた。お前らみたいなゴミに手出されてたまるか。」
冷房の効いた部屋の床は冷たくて足に鳥肌が立つ。
座り込む私を見つめ三ツ谷が重い口を開きながら立ち上がらせてくれた。
三「…俺は1人だ。小学生の頃から1人で2人の妹の世話してきた。自分の手から離れる辛さはわかる、でも手を挙げることは許せねぇ。」
蘭「おたくと違ってうちは昔っからヤクザに囲まれた生活だ。自分の将来と引き換えに妹を守ってきた、だから俺は今でも言われりゃ人も殺すし薬だって売る。それでもわかんのかよ？俺らの気持ちが。」
『え…そんな…私のせいで…』
竜「帰るぞ」
『うん…。』
竜兄は私の肩に手を回しドアを開ける
万「Aは？お前の気持ちはどうなんだよ！」
『佐野くん…私…佐野くんのこと大好きだったよ。』
顔も見ず背を向けて告白してしまった。
『ただいま。』
蘭「Aおいで。」
いつものように私を膝の上に乗せて後ろから抱きしめる。
蘭「叩いて悪かった。兄貴失格だ。」
『お兄ちゃんたちのこと何も知らなかった。』
竜「知ったところでお前に得ねぇだろ」
車から戻ってきた竜兄も隣に座った
『もし私がいなかったら2人は夢があって叶えられたの…？』
蘭「お前がいなかったらなんて考えたことねぇ」
竜「俺らろくな親に生まれなくて正解だったかもな。じゃなきゃここまで仲良くねぇだろ笑」
2人は私の頭をぐちゃぐちゃになるまで撫でた
佐野くんに会いたい。
でももう本当に会えなくなっちゃったんだね、。
次の日もその次の日も私は学校には行かずお兄ちゃんたちと買い物へ出かけたり家でDVDを観たり小さい頃のように過ごした。
『ずっとこうだったら良かったな。大きくなりたくなかった。』
竜「は？お前がガキの頃の面倒なんかもう一生見たくねぇ」
蘭「蘭兄はずっとAが小さくていいよ？一緒にお風呂も入ってくれたし竜胆より好きって言ってくれたし〜」
外じゃ怖い人たちだけど家ではただのお兄ちゃん。
そんな2人を少しだけ自慢に思った。
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えむし(プロフ) - 紅葉さん» こんな長さ読んで下さりありがとうございます(TT)蘭兄だいぶ好き勝手させてしまいました。。笑 (2022年5月8日 17時) (
レス) id: 76c27aff1c (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 見たらすごく話数多くてびっくりした、、蘭www(暴走やめいいや) (2022年4月21日 16時) (レス) @page21 id: be2034ffb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむし | 作成日時：2021年8月14日 14時
