�� ページ13
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ﾊﾞﾀｯ
『…佐野くん！佐野くん！！！嫌！！！！』
私を庇うように抱きついたまま血を流す佐野くん
『ねぇ負けないって約束したじゃん！！いなくならないって！！！やだよ！！！』
マ「…誰が死ぬかよ…1人にさせない…」
呼吸が浅く声も小さくなっていく
『兄ちゃんたちなんで…なんでここまでしなきゃいけないの…佐野くんが何をしたって言うのよ！！』
蘭「Aがずっと隠してたのはこれなんだね。…お前も一緒に行ってあげれば？」
『…蘭兄…？』
少しずつ視線をあげると蘭兄は私の頭に銃を向けていた
竜「兄貴やめろ！」
ﾋﾟｰﾎﾟｰﾋﾟｰﾎﾟｰ
ｳｰｳｰｰｳｰ
春「サツだ。逃げるぞ。」
お兄ちゃんたちは早足で外へ逃げた
『佐野くん！もう救急車来たから大丈夫だよ！佐野くん！！』
病院についてから5時間の手術。
どうにか一命を取り留めたが目を開けることはなかった。
無事が分かるとみんなはぞろぞろと帰っていく
『佐野くん…起きてよ…』
気づけば私が椅子に座ったままベットに頭を置いて寝てしまった
ド「マイキー起きたかー？」
三「あれ桜山さん1晩中いたの？」
マ「しーっ！起こさないであげてくれ、相当疲れてそうだから。」
三「傷は？まだ痛む？」
マ「あんまり感覚ねぇ」
ド「灰谷兄弟…クズ野郎共め…」
マ「それでもこいつの兄貴だ。」
『ん…佐野くん…だめ…』
三「夢でもマイキーかよ笑」
『…三ツ谷くん…？ドラケン…はっ！佐野くん！』
マ「おはよ！」
『起きてる…佐野くん生きてる…』
涙が自然とこぼれ落れ佐野くんの顔を見つめると病室のドアがゆっくりと開いた
蘭「あれー？マイキーちゃん起きちゃったの？」
竜「A帰るぞ。」
『何しに来たの。ここは病院だよ。』
蘭「迎えに来てあげた。」
『頼んでないし帰るつもりもない。もう佐野くんたちに手出さないで。』
竜「お前を家に連れて帰るだけだ。」
蘭兄は私の腕を強く引っ張り必死に抵抗した
『やめて！！帰りたくない！！』
ﾊﾟﾝｯ
竜「兄貴！！」
蘭「いつからそんな悪い子になった？兄ちゃんたちの言うこと聞けないなんて随分なご身分だな？」
初めてお兄ちゃんに手を挙げられた
右頬がジンジンと痛み熱くなる
『……ごめん…なさい…』
本当は抵抗する時も言い返すのも全身が震えていた
どう頑張ってま私は一生この人たちの言うことを聞いて生きていく人生なんだ…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 224人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えむし(プロフ) - 紅葉さん» こんな長さ読んで下さりありがとうございます(TT)蘭兄だいぶ好き勝手させてしまいました。。笑 (2022年5月8日 17時) (
レス) id: 76c27aff1c (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 見たらすごく話数多くてびっくりした、、蘭www(暴走やめいいや) (2022年4月21日 16時) (レス) @page21 id: be2034ffb7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：えむし | 作成日時：2021年8月14日 14時
