カリスマ兄弟+ガキ

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蘭『Aそんなんじゃ落ちるよ〜？』

「掴まりたくないんですー！」

竜胆『望み通り振り落としてやろうか？』

「落ちたいとは言ってません！！」


怖くなって竜胆さんのお腹に腕を回す。


「ウエスト細っ！！」

竜胆『それ以上喋ったらボコる』


怖すぎるので黙っとくことにした。


蘭『着いたよ〜！』


当たりを見渡すと思ってたより普通の場所。


竜胆『もしかして喧嘩だと思った？』

蘭『図星かな？笑』

竜胆『兄貴そこのファミレス入ろーよ』

蘭『いいね！』


言われてみれば今はお昼時。


「え！私財布持ってない！」


そう言うと2人共口元に人差し指を当てて

静かにしてと言わんばかりの顔をした。


「もしかしてなんですけど(小声)」

蘭『この辺には始めてきたよ！もう来ることは無いかな〜』


3人で仲良くファミレスへ入った。


竜胆『いっぱい食うなよ〜動けなくなる。』

「食べれないですよ．．．」

蘭『動けなくなっても竜胆が運ぶから大丈夫！』

竜胆『兄貴〜』


なんて事言ってんだよ。とため息される。


蘭『A何食べたい？』


とメニュー表を開いて見せてくれる。


「迷うんですよね〜」

蘭『これとこれ？いいよね〜俺はこれとこれで悩んでる。』

「あーそれもいいですよね〜」

竜胆『いやメニュー表立てられたら見えないんだけど』


向かい側に座っている竜胆さんは拗ねている。


私と蘭さんはもうほぼ決まったもんだし と

メニュー表を竜胆さんに渡す。


竜胆『俺これにする！2人決まった？』

蘭『うーんもう少し考えたいかな〜Aは？』

「私は大体決まったんですけどもう少し悩みたいです！」

竜胆『決まってんじゃねーか！』


竜胆さんと言い合ってたら

蘭さんがボタンを押していた。


店員さんが来るまでの間竜胆さんが

蘭さんと私のを聞いてくれて伝えて頂けた。


「竜胆さん記憶力やばいですね！」

竜胆『俺も兄貴もほぼ食べる物変わんねえしAの覚えるくらい。』


しれっとマウントを取られた気分だが

やっぱり2人は仲良いな〜と改めて思った。


蘭『A髪自分で巻いたんだっけ？』

「そうです！初めてなのに上手くいったなと思います！」

蘭『器用だね！』

「ありがとうございます！」

蘭『今度俺らにもやってよ〜』

竜胆『兄貴だけでいいだろ！？』


なんて話していたら注文していたものがきた。

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