カリスマ兄弟+ガキ

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今日は梵天支部で

チーム三途(三途さん、蘭さん・竜胆さん、九井さん)で会議。


私は鶴蝶さんの送迎後、蘭さんと竜胆さんのお迎えに向かう。

支部へ着くなり竜胆さんが駐車場へ来る。


竜胆『すまん。三途命令で連れて来いと言われた。』

「いえ、謝らないでください。」


竜胆さんの後に続き中へ入る。

本部のような緊張感はないが

三途さんの部下(イカつい)からの視線が痛い。


竜胆『支部は防犯カメラが出入り口くらいしかねえから警備厳しいんだ。』

「そうなんですね。まああまり使わないみたいですし仕方ないですよ。」


会議室に着くなり三途さんの怒鳴り声が聞こえる。

きっとまた蘭さんが煽ったりしたのだろう。

よく2人は鶴蝶さんの事で揉めたりするらしい(九井情報)


蘭『アイツ(A)自身鶴蝶を安全席(運転席の後ろ)に乗せてるあたりしぬ気で守ろうとしてんだろ。』

三途『アァ？松野チャンは本部に引き抜くからテメェらが松野チャンをしんでも守れや』

九井『どうでもいいけど、しんだら守れねえぞ。』

竜胆『松野連れてきたぞ。』

蘭『第一、松野が本部行きたいって言ってねえし首領もそこまで介入させたがってねえよ。』

三途『マイキーの傍に置かなきゃいいだけの話だろ？』

竜胆『松野が初代東京卍會の壱番隊副隊長の親戚って知った時の顔知ってんのかよ。』

蘭『あの首領も月2のペースで東京卍會に縋るんだぞ？』

三途『縋ったとしても！あの頃から松野チャンはテメェらにベッタリだったろ！』


バレていた。

あの頃灰谷兄弟と一緒に居た女は

行方を眩ませたままにしたはずだった。


三途『お前を探すのだって容易い事だったんだよォ。』


今初めて聞く話だった。

三途さんは私が一時期蘭さんと竜胆さんに突き放された時から

あまり期間が空かない間で私を探し当てていたらしい。


梵天が出来てから蘭さんが迎えに来てくれたが

それより前から三途さんは私を監視していたらしい。


三途『天竺だった頃からかなあ？テメェ(松野)の怪しい行動が多かったなァ。』


中三になる前に何度も六本木を歩き回ったし

色々な人集りの中に蘭さんか竜胆が紛れていないか探した事だ。


三途『前々から俺らを知ってるヤツをほぼ野放しなんて出来ねえよなァ？』

蘭『仕事内容はほぼ知らねえんだぞ！』


蘭さんも竜胆さんも私を庇ってくれたのに

三途さんは蘭さんと竜胆さんの話に耳を通してくれなかった。

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