カリスマ兄弟+ガキ

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今日は蘭さんと竜胆さんは別々の現場でお仕事。

蘭さんは梵天系列の夜系のお店から

他の組織についてどれだけ情報が取れたか

数十店舗を三途さんと聞きこみ調査。


竜胆さんは他の梵天幹部達と鉄槌を下すお仕事。


私は竜胆さんの方の現場の送迎となった。
(※蘭側に三途がいるので消去法で竜胆の送迎)


鉄分の匂いと冷気と共に

竜胆さんが鶴蝶さんを連れて乗車する。


竜胆『いつもならこの2人で終わるんだけどさ、首領(ボス)も乗せていい？』


蘭さん側に佐野さんの送迎係が行ったので私が送ることになる。

運転席から降り助手席のドアを開ける。


首領は私の顔を見た後軽く会釈して助手席に乗る。


運転席に戻り、普段は助手席に誰も乗らないので中も近付けば

見えてしまうが自動で窓をスモークにするボタンを押した。


少し運転はしずらくなってしまうと思うが

天下の梵天。ましてや梵天の首領が乗っているからには

なんとしてでも捕まってはいけない。


私は人気の少ない。尚且つ本部へ最短で行けるルートを

通り車を走らせた。


竜胆さん、鶴蝶さん、首領の順で車から降ろすと

首領から本部へ入れとお言葉があり、向かう。


竜胆さんはこのまま帰る予定だったが

私を気遣い着いてきてくれることになった。


私と竜胆さんは、

首領の部屋(普段は三途さんと九井さんしか入らない)へ通してもらう。


防音なのかドアがかなり分厚かった。


佐野『竜胆、この人が三途の言ってた本部に置いておきたい人か？』

竜胆『きっとそうだと思いますが、松野を本部へ置くのはまだ早いかと。』

佐野『松野？』

竜胆『元 初代東京卍會壱番隊副隊長の親戚らしいです。』

佐野『千冬か。その頃から竜胆と蘭は松野に目を掛けていたのか？』

竜胆『話したりはしていましたが抗争やチームへ加入等はさせていません。』

佐野『ほう？』

竜胆『梵天の事も何も知らない状態です。ただ送迎と警察には掴まるなとだけ言ってある状態です。』

佐野『．．．そうか。』


時間を取ってすまないと言われ部屋から追い出された。


竜胆『ボスは中学ん時のチームに名残りがあんだよ。だからお前が松野ってだけであのテンションの下がりようだよ。』


多分本部に置くつもりだったんだろうと笑う竜胆さん。

私が松野姓なので三途さんの願いは叶わなかった。


竜胆『多分そろそろ兄貴から電話くるぜ？』


車に戻りエンジンを付けたタイミングで

竜胆さんへ着信が来た。



蘭さんからだ。

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