カリスマ兄弟+ガキ

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明日は現場に直行だったっけ？と

私ではなく竜胆さんに聞く蘭さんに

いじわるなお兄さんだな〜と思いながら

私は明日のスケジュールを話す。


「明日午前9時から○○でA社と親睦会です。午後3時から××パーティーに参加しつつB社、C社、D社にそれぞれ潜り込んでいるスパイ班に話を聞きつつそれがバレ次第処理、午後10時に帰宅or三次会です。」

竜胆『うわー最悪。熱出ないかな〜』

「発熱しても出勤してください。」

蘭『ブラックだ笑』

「梵天本部にデータを置いてきてしまいました…」

竜胆『俺らも行くよ？』


三途居たら大変だろ？と気を使ってくれる。

3人でスーツに着替え本部へ向かう。

デスクからデータと予備のバッテリーを取り

部屋から出ようとすると扉に三途さんが寄りかかっていた。


三途『あーお前らも一緒なのかよ。』

竜胆『今急いでるから退けてくれない？』

三途『今日オフだろ？』

蘭『明日朝早えんだよ。なー松野。』

「はい。明日は比較的早いので今日は帰宅後すぐ寝てくださいね。」

三途『松野ちゃん、コイツらにそんなアドバイスしてんの？』


優しいね〜と言いながらこちらに近付いてくる。


竜胆『そうなんだよ。だから早く家まで送ってもらわねえとなあ？』

蘭『松野。すぐ車出して。』

三途『は？お前らも免許持ってんだろ！？』

竜胆『今免許不携帯なんだよな〜』

蘭『それに俺らが先帰ったら松野徒歩で帰んのか？』


可哀想な松野〜と言いながら

三途さんに嫌味たらしく2人で責め寄る。


三途『俺が松野ちゃんを家まで送ろうかぁ？』

「いえ、申し訳ないので。」

竜胆『てか今日ボスいんじゃねーの？戻んなくていいのか？』


図星だったのか

三途さんは舌打ちをして部屋を出ていった。


竜胆『災難だったな。』

蘭『さっさとここ出よう。また捕まるかも。』


蘭さんに腕を引っ張られながら本部を出る。


竜胆『Aいつもあんな冷てえの？笑』

蘭『俺がいる前だと冷たくしてるよな〜』

「三途さんの機嫌に合わせてます。(焦)」

※この時は機嫌がいい方だったのでドライだった

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