カリスマ兄弟+ガキ

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蘭さんに会う予定のない2日間は

とてもとても憂鬱で

1日が24時間以上あるのでは無いかと

思ってしまうほど長かった。


「やっと蘭さんに会える！」


実は昨日怖いいとことお揃いになってしまうが

金髪に染めたのだ。(ひよってインナーのみだが)


髪の毛を初めて染めて、

ウキウキしなから慣れないヘアアイロンで

髪の毛を丁寧に巻いて登校する。


蘭さんに会う時にいい感じになるよう

ヘアスプレーでガチガチにしているが

蘭さんに会えるというので

モチベーションはかなり高い。


地に足が着いているのか分からないくらい

浮ついた気分で登校する。


ここ2日間不機嫌だった私に比べ

機嫌がいい私は周りからみたら奇妙だろう。


校門の所まで行くと何故かヤツがいた。


竜胆『お、来た来た。』

「え、私学校教えました？」

竜胆『兄貴に教えたろ？だから分かるんだよ。』


情報共有が凄いな と思っていると、

何故ここまで来てくれたのか教えてくれた。


竜胆『今日ちょっと集まる時間早まったからあの時間帯には解散してると思って。だから迎えに来た。』

「蘭さんが良かった(超小声)」

竜胆『あ"？』


怖がる素振りをしたがそれはガッツリ無視された。


竜胆『早く乗れ。』


自分の座っている場所のすぐ後ろを叩く竜胆さん。


「エ？ニケツ？」

竜胆『お前運転出来んのかよ。』

「出来ねえです。」

竜胆『なら黙って後ろ乗れよ。』


乗るとヘルメットを被せられそうになる。


「は！？お前バカ！？辞めてよ！！」

竜胆『は？お前落ちたらしぬぞ？』

「髪型見ろよ！崩れちゃうでしょう！？」

竜胆『アーハイハイ』


面倒くさそうな表情(かお)をして前を向く竜胆さん。


竜胆『飛ばすからな。』

「そう簡単に落ちないですから！」


走り出した直後落ちそうになって

竜胆さんに助けてもらったのは

見なかった事にしてください。(汗)


.


蘭『竜胆〜A〜！』

「蘭さん！おはようございますっ！！」

蘭『え！髪の毛可愛い〜』

竜胆『(コイツ俺には挨拶しなかったよな？)』


竜胆さんに睨まれている気がしたが

気にせず蘭さんとお話した。


？『は？A？』


名前を呼ばれたのでその方向を見ると。

怖い怖いいとこの千冬が居た。


蘭『A知り合い？』

「いとこです．．．」

竜胆『お前兄貴の後ろに隠れてるけどあっちの方が怖いのかよ笑』

蘭『竜胆？それどういう意味かな？』

竜胆『．．．(汗)』

4→←2

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