カリスマ兄弟+ガキ

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私ももう26歳になった。


蘭『A〜遅くない？』

竜胆『俺ら捕まっちゃうよ〜』

「無理言わないでくださいよ！これでも速度オーバーしてるんですよ？」


私は20歳の時に蘭さん達と再会した。

蘭さん、竜胆さんの他に

知らないメンツがそこそこいたが

仲間に加わって欲しいと蘭さんに言われたら

大学に通いつつ蘭さん達と行動を共にするようになった。

大学を卒業したらそのまま蘭さん達と四六時中共にいる。


蘭『時速100キロ？120出そうよ〜』

竜胆『コイツ100以上出すと危ねぇから』

「それは昔の話でしょう？」


竜胆さんの煽りに乗りもっと速度を出してしまう。


蘭『ばかばか。そんな出したら目立つわ。』

竜胆『コイツやべえ笑』

「ハンドル取られるぅ！」


目的地付近になり私は車を停める。


竜胆『様子見てくるわ。』

蘭『おう！』

「ちょくちょく連絡してくださいよ？」


無線を取りグッドサインを出す竜胆さん。

絶対終わってから連絡入れてくるパターンだな。


報連相が下手くそな竜胆さんに

頭を悩ませているのが最近の私。


蘭『Aチャーン』


可愛い銃の銃口を向けられる。


「蘭さん今日はなんですか？」

蘭『キャンディーガン！』


引きがね(トリガー)を引くと棒付きのキャンディーが出てくる。


「え！可愛いですね！何処に売ってたんですか！？」

蘭『分かんねえ。貰った(奪った)。』


食えよ。と銃口に刺してあるキャンディーを

差し出されたのでそれを取ってキャンディーを貰う。


「．．．竜胆さん全然連絡くれませんね。」

蘭『まあ、そんな気はしてたでしょ』


はい。と返事をしようとしたら

テンションが高めの竜胆さんが帰ってきた。


竜胆『終わった〜』

「竜胆さん！？連絡くださいって言いましたよね！？」

竜胆『いいじゃん。はいこれデータ。』


竜胆さんが乱暴に投げたUSBメモリーを

受け取り保管する。


「では次の目的地へ行くので三途さんに．．．」

蘭『分かってるよ〜』


次の場所で他のメンバーと落ち合う事になっている。


竜胆『A兄貴となんか話した？』

「特にこれと言った話はしてないですよ？」

竜胆『ふーん？』


蘭さんのキャンディーガンで遊びながら

竜胆さんは窓の外を眺めていた。


蘭『一応中身見とけって言われたから確認するよ？』

「パソコンは足元のバッグの中に入ってます。」

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