カリスマ兄弟+ガキ

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課題ももう終わるな。と思っていたら

何故か玄関からインターホンが鳴る。


父親は夜勤なのでこんなに早く帰ってくるはずが無いし

母はママ友と熱海のはずじゃ．．．？

と不審がりながらもインターホン越しに見ると

会いたくて堪らなかった人が玄関先に居る。


蘭『開けて〜』


ダッシュで玄関まで行き鍵を開ける。


「蘭さん！竜胆さん！お久しぶりです！！」

蘭『久しぶり〜！』

竜胆『外寒ぃから早く中入れてくんね？』


ズカズカと入って来る2人に

来てくれて嬉しいという事しか思えなかった。


蘭『あーまじここ1週間疲れた〜』

竜胆『今日は見てただけだけどな。』

「そうなんですね？お茶飲みますか？」


飲むーと聞こえたのでキッチンへ向かう。


2人分のコップを持って戻ると

リビングを物色してる2人が目に入る。


「ちょっと！？何やってるんですか！！」

蘭『んー？面白いものないかなーって』

竜胆『お前アルバムとかねえの？』

「ここには置いてないです！」


目当てのものが無かったらしく

2人はソファに座る。


竜胆『ん？何あれ？』


竜胆さんがコスプレセットの入った

紙袋を見つけてしまった。


「え？ぜんっぜん面白くないですよ！？」


早く隠蔽したかったので紙袋を手に取ったのが

逆に怪しまれ蘭さんに紙袋を取られてしまった。


蘭『コスプレセット？』

竜胆『へぇ。お前コスプレすんの？』

「いや、これは渡されたもので．．．」

蘭『渡されたのに着ないのは酷くない？なあ竜胆』

竜胆『そうだな。着てあげないと。』


2人の威圧に負け、コスプレを着ることになった。

もちろん全員なんのコスプレなのか分からない。


「き、着ました．．．」

蘭『出てこないと分からないよ〜？』


まさかの入っていたのはポリスのコスプレで

ミニスカに手袋に手錠など

とても恥ずかしくて出て行けない。


蘭『ちょっとA〜？』


私が部屋から出ないので

痺れを切らした竜胆さんが来た。


竜胆『ほら行くぞ。』

「嫌です〜！」

竜胆『もうここまで来たら行くしかねえだろ！』


竜胆さんに腕を引っ張られるが

私も行きたくないので必死に対抗する。


竜胆『早く行くぞ！っあ！』

「うわ！」


竜胆さんが躓(つまず)いて後ろに倒れ込む時

私も腕を掴まれていたので巻き込みで倒れる。


蘭『竜胆遅いぞ！．．．？』


竜胆が仰向けになっていて私が竜胆さんの上に乗っていた。


蘭『お前らなにキスしてんの？』

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