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「ゆくぞ妖ども。私に…ついてこい」
「ヒヒ、ヒヒヒ
伝説の主の誕生じゃあ〜〜鵺様バンバンザイ！！！」
「晴明」
鵺の復活に真っ先に飛び込んだのは、土蜘蛛だった
「千年ぶりだぁぁあ！！！！」
鵺へと向けた土蜘蛛の拳は鵺へとは届かず、髪の毛にすらふれることすらもない
「なに……」
「なつかしい顔だ。滅」
たったの、一撃だった
私たちがあんなにも苦労し、ボロボロになって、やっとの思いで刃を届かせた土蜘蛛が、一撃
その力の差は、測りしれるものじゃない
「晴明様、約束通り刀をお持ちしましたよ。
奴良組三代残らず四人の全員の血を吸っております」
目玉じじいの言葉に私は目を見開く
アレは多分玉章の待っていた刀
私とリクオは分かる
おじいちゃんとお父さんの血も、吸っている？
おじいちゃんは確かにさっき怪我をしていた
ならその傷をつけたのがあの刀か？
でもお父さんは？さっきあった時は怪我をしていなかった
振り返って父の姿を探し、見つければ目に入ったのは腕を切られたのか、左腕を抑える父の姿
ドバァァァァァンッッ
父に気を取られていると突然聞こえたのは破壊音と突風
振り返れば、一瞬にして破壊された京都の街
「うん、いい刀だ。
ごくろうだった、山ン本五郎左衛門」
鵺の言葉に、奴良組の多くの面々が驚きに声を上げた
山ン本五郎左衛門はAの父、奴良鯉伴の手によって滅亡した"江戸百物語組"の組長の名
なんとなく、わかった気がした
今回の鵺の復活に関しての、カラクリが
「晴明様、正確には"山ン本の目玉"でございます。
現世では鏖地蔵とお呼びください。
"山ン本"は百にわかれておりますゆえ…
混乱いたしますからな」
目玉は、ゲヒャゲヒャと汚らしい笑いをこぼしながらバカな奴らの洗脳もとけると言った
あぁ、我慢の限界だ
けれどそれは私だけではなかった
山ン本の目玉をリクオは突き刺すと妖気を失った目玉は消える
「てめぇ…何やってんだ。
母に手をかけ…
千年前に死んだ奴がこの世で好き勝手すんじゃねぇ」
「……なんだお前は…？」
リクオは鵺へと飛びかかり、祢々切丸を向けた
けれど鵺は祢々切丸の切っ先に人差し指をつけるだけでそのはを止めて見せた
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江(プロフ) - 抹茶まちゃさん» 面白いと言っていただけてホントに嬉しいです！！頑張りますね！ (2020年3月13日 16時) (
レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 透騎さん» そんなこと言われると私も涙でそうです…！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月13日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 神音(かぐね)さん» 提案ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いしますm(_ _)m (2020年3月13日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
抹茶まちゃ - もうほんとに面白すぎて何回も泣きました。これからも頑張ってください。応援しています。 (2020年3月9日 23時) (レス) id: 16b9a6e8fc (このIDを非表示/違反報告)
透騎(プロフ) - 面白すぎて涙でそう…過去類を見ない名作では？？？何度読み返しても面白いです。更新、頑張ってください！ (2020年3月9日 14時) (レス) id: 77908472ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年1月12日 23時
