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「やられてねーだろうな、姉！」
「心配してくれんのかいイタク！
こりゃ明日槍降るな！！
……あぶね！！カマ投げるなってこっちに！！」
「遊んでんじゃーぞイタク！A！！」
「いや淡島私むしろ今命狙われた人！！
遊びで狙われちゃたまらんわ！！」
なんだかんだ、余裕な私たち
でもこうやってるうちに時は無常にも流れゆく
それでも鬼たちは無限のように出てくる
「ワラワラワラワラと……虫かてめーらは……」
斬り殺していく鬼たちの悲鳴が聞こえる
もう何体殺したか
目の前に広がる骸の山
その光景は"昔"と重なる景色
あぁ、思い出していく
魂が、覚えている
身体が反応する
敵の殺意に
敵の存在に
敵の生命の呼吸に
＿＿＿＿＿＿＿狩りとれ
＿＿＿＿＿＿敵のその命を、余すことなく全て狩りとれ
＿＿＿＿＿己の大切なものを護り、生きる為に
ゾクゾクゾクッ
鬼たちを倒していたメンバーはAから発せられる殺気に、土蜘蛛の時同様に思わず冷や汗をかいた
その殺意を向けられる鬼たちは一瞬にしてAの畏に呑まれる
「鬼共…いい加減そこを退け」
「な、んだこいつ……」
一人の鬼がそう呟いた
「私の歩く道を阻むな…」
「はぁぁぁぁぁぁ！！！」
ザンッ
ゴロリと鬼の首が落ちて血の雨がAに降り注いだ
その姿あまりにも恐ろしくて畏ろしくて
いつもの様子とは全然異なっていて側近たちも、ましてや鯉伴さえも目を見張った
「自分から退かねぇってんなら…死んでその道あけ渡せ」
「ま、孫を先に殺せェェェェェ！！！」
四方からAに鬼たちは襲いかかる
誰かがAの名を呼んだが、すぐにまた言葉を失った
飛びかかった鬼たちの刀も、牙も、爪も、Aには届かなかった
届く前にその刃はへし折られる
「何が『鬼』だ。雑魚ばっかりじゃねーか」
そこに居るのは奴良組の影の若頭の奴良Aなどでは無い
「私はテメーら如きの『鬼』じゃあ足元にも及ばない
手のつけられないケモノ手前の中に飼ってんだ」
居るのは圧倒的な強者
絶対的な、狩る者
「邪魔をするなら、屍となって地を這いつくばれ」
まるで、Aのその姿は
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江(プロフ) - 抹茶まちゃさん» 面白いと言っていただけてホントに嬉しいです！！頑張りますね！ (2020年3月13日 16時) (
レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 透騎さん» そんなこと言われると私も涙でそうです…！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月13日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 神音(かぐね)さん» 提案ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いしますm(_ _)m (2020年3月13日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
抹茶まちゃ - もうほんとに面白すぎて何回も泣きました。これからも頑張ってください。応援しています。 (2020年3月9日 23時) (レス) id: 16b9a6e8fc (このIDを非表示/違反報告)
透騎(プロフ) - 面白すぎて涙でそう…過去類を見ない名作では？？？何度読み返しても面白いです。更新、頑張ってください！ (2020年3月9日 14時) (レス) id: 77908472ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年1月12日 23時
