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「てめぇなんかに、うちの百鬼が…リクオがッ
負けると思ってんのかクソがァァァァァ！！！！」
「ハッハァ！！小せぇくせしていいなぁお前！！！」
「うらぁァァァァァァァァ！！！」
「おらぁ！！！！」
握った拳が真っ二つ
殴られた女は地面に叩きつけられる
「A様ァァァァァァ！！！」
「貴様ァァァァァァ！！」
「手ェ、出すな……！！」
その女はガラガラと瓦礫の中からすぐに立ち上がってきた
けれどその身体は既にボロボロのはず
「まだ立つかぁ？女ァ……」
「ハッ、当たり前だろ……
テメェなんぞに、私が折れるわけないだろ」
「そう言われると、折りたくなるじゃねぇか。あ？」
折れないというのなら、全力でへし折ってやる
「テメェなんかに…
この奴良組の魂も…この私の魂も！！
折れるわけねぇだろうがァァァァァァ！！！！」
「何回で、お前ェは折れる？」
突っ込んできたAへ、土蜘蛛は手にも止まらぬ早さで幾度となく張り手を決めた
ドドドドドッという音を立てて地に手をつく姿はまるで無邪気に子供がアリを潰す様
けれども聞こえる音は地響きのようで
「……さすがにもう、折れたか？」
ピタリと手を止め、下を見る
そこには、血だらけになりながら決して屈せぬように刀を掲げたまま気を失っているAがいた
「…………ハッハッハッハッ！！
あんだけ受けたのにこの姿のままかぁ……おもしれぇ」
だがもう、お前は折れたなァ？
そう言って土蜘蛛はAを掴もうと手を伸ばす
ごろん
「あ？」
またしても、違和感
女に伸ばした手を見れば、一本指が足りない
だが女は、気を失っている
「……気を失ってなお、間合いに近づけば敵を殺す……
最高におもしれぇなこの女」
イタクたちも
首無たちも
秀元たちも
なにも言葉が出てこなかった
「次は指斬んじゃねぇぞ？女」
聞こえてるわけもないのに話しかけた土蜘蛛はAを掴みあげる
「ぅっ……」
「ほぉ、意識戻ったか」
「つ……ち、ぐも……！」
「女ァ、目覚めの一戦目にしちゃあ大満足だぜェ」
死ぬなよ、お前
またお前を潰してぇからなぁ
土蜘蛛はそう言ってAを投げる
。
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江(プロフ) - 抹茶まちゃさん» 面白いと言っていただけてホントに嬉しいです！！頑張りますね！ (2020年3月13日 16時) (
レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 透騎さん» そんなこと言われると私も涙でそうです…！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月13日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 神音(かぐね)さん» 提案ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いしますm(_ _)m (2020年3月13日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
抹茶まちゃ - もうほんとに面白すぎて何回も泣きました。これからも頑張ってください。応援しています。 (2020年3月9日 23時) (レス) id: 16b9a6e8fc (このIDを非表示/違反報告)
透騎(プロフ) - 面白すぎて涙でそう…過去類を見ない名作では？？？何度読み返しても面白いです。更新、頑張ってください！ (2020年3月9日 14時) (レス) id: 77908472ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年1月12日 23時
