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リクオはまだやられてない
「オレの畏に呑まれてるとお前の百鬼夜行は散り散りになっちまった。
お前はもう一人ぼっちだ…」
「リクオ様！」
「リクオ！」
中に飛び込んだのは、私とつらら、そして鴆だった
「言っただろ土蜘蛛。
…俺の百鬼でお前を討つ」
「…はっ、たった四人で…百鬼夜行ヅラかいっ…」
「いいや七人だ」
「！」
心強い、声がした
「リクオ、お前が望むなら遠野はお前の力になる」
柱の上にいたのは、イタクに淡島、そして雨造だった
「どーこ行ってやがったんだよ。
逃げ出して遠野に帰ったのかと思ったぜ」
「！！」
「バッキャロ〜リクオォ！！
こういうときゃ遠野出たときみてぇ〜に正直に言えよな！！
力貸せってよ！！」
アガってる土蜘蛛が、もう前のような気の長さは持ちあわせてはいない
土蜘蛛は問答無用で遠野勢に襲いかかった
「リクオ」
「姉貴」
「お前がさっきつららとやってた業教えな。
お姉ちゃんも土蜘蛛ぶった斬ってやらァ」
「そんないきなり教えてホイホイできっかよ」
「出来る出来ないじゃない。やるんだよ」
諦めたらそこで試合終了ですよ！と言ってやればめちゃくちゃ呆れられた顔された
姉貴本当相変わらずだな、と言いたげに
「……あれは信頼し合うもの同士しか出来ねぇ。
信頼してるやつに自分が全てを預けて、そいつの
「……とりあえず信頼してるやつの畏を魅せてもらえばいいんだな」
「あぁ」
すると降りてきたイタクが目の前に来る
「リクオ、オレたちにも土蜘蛛に恨みがある。
お前が望まねぇならオレたに遠野が土蜘蛛を倒す！」
「……バラバラに戦ったって土蜘蛛は倒せねぇぜ」
「何？」
リクオの言う通り
土蜘蛛は個々で挑んだどころで簡単に蹴散らしてくるだろう
なら、私は誰を鬼纏う？
この中で畏を知ってるのはつらら、以前見せてくれた鴆に、遠野勢くらいだ
リクオは誰を選ぶ
「つらら！！やるぞ！！お前の畏を魅せてくれ！！」
「おことわりします」
「おい…つらら」
「はっ、ごめんなさい！！今はムリィィィ！！」
エッ
そんなパターンあるの！？
じゃあもう仕方ない
「鴆！」
「A？」
「今日まだ死なないよね！？」
「失礼だな！？」
「まだ死なない元気あんなら……お前を背負わせろ」
「！」
鴆が目を見開いたあと、笑った
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江(プロフ) - 抹茶まちゃさん» 面白いと言っていただけてホントに嬉しいです！！頑張りますね！ (2020年3月13日 16時) (
レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 透騎さん» そんなこと言われると私も涙でそうです…！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月13日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 神音(かぐね)さん» 提案ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いしますm(_ _)m (2020年3月13日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
抹茶まちゃ - もうほんとに面白すぎて何回も泣きました。これからも頑張ってください。応援しています。 (2020年3月9日 23時) (レス) id: 16b9a6e8fc (このIDを非表示/違反報告)
透騎(プロフ) - 面白すぎて涙でそう…過去類を見ない名作では？？？何度読み返しても面白いです。更新、頑張ってください！ (2020年3月9日 14時) (レス) id: 77908472ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年1月12日 23時
