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遭遇してはならない妖 ページ1

.




────強ぇ奴


─────全部そろったなぁー







そう言って現れた腕が六本で顔が般若のような


巨大な妖怪


そいつが腕を振るえば簡単に妖怪がなぎ払われ死んでいく

そいつが動けば百鬼が死んでいく

百鬼は、逃げ惑う




「な…な…なんだこいつ…」

「まずいぞ!!」

「こっちに近づいてくるぅー!?」




私はそいつを見て、ゾワリと寒気が背に走った

一目でわかった
こいつは、強い(バケモノ)
戦えば、ひとたまりもない




「京妖怪だ!!腕に自信の無いやつぁー下がりな!!」




違う

違うリクオ

こいつと今戦うべきじゃあ、ない




「………オレの名は、土蜘蛛。強ぇ奴とやりに来た次第。
こんだけいりゃー
誰か骨のある奴ぁーいるんじゃあーねぇか?」




ビリビリと伝わってくるそいつの強さ




「お前か」




首無か




「お前か?」




黒田坊か




「それとも…テメェか」




イタクか、淡島か




「女でもいいぜ、戦える奴ァ全員オレの敵だ」

「くっ……」

「貴様ー!!」

「なめないで!!」




やめろ

これは、戦うのはダメなやつだ

なんで気づかない




「バァカ!!
てめーらはすっこんでろ!!オレがやる!!」

「!リクオやめろ!!!」



















「四百年ぶりの百鬼夜行破壊。
強者は見つからなかったが…楽しいモンだ」




Aたちのいた所は、原型を留めぬほど壊されていた




「ん……てめーは…
四百年前オレを封じた…陰陽師じゃねぇかぁ〜
てめぇ…またオレを封じに来やがったかぁ〜!?」




秀元はそんなことを言う土蜘蛛にニコリと笑った
しかしすぐに険し顔つきになった
彼はどうここから抜け出すかを考えていたのだ

だがしかし、そんな秀元をよそに脇の瓦礫が崩れそこから奴良組の面々が顔を出す




「いってて……あーぁ、着物が台無しだ」




私もそのうちの一人にいて額から流れ出た血を拭って振り払う




「たってくるたぁ〜いい度胸よ!!
もっともっと楽しませてくれ!!」

「来たぞ!!心せよ皆の者!!」




もうこうなったら、戦う他もう道は残されてないのだ
まず初めに標的にされたのは、リクオだった


リクオは土蜘蛛の攻撃を鏡花水月で避けた、はずだった




「な……」




リクオの畏れが、切られた




「まずはてめーだ」

「ガッ……」




下からボールのようにリクオを蹴りあげた


.

+++++→



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(プロフ) - 抹茶まちゃさん» 面白いと言っていただけてホントに嬉しいです!!頑張りますね! (2020年3月13日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 透騎さん» そんなこと言われると私も涙でそうです…!これからもよろしくお願いします! (2020年3月13日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 神音(かぐね)さん» 提案ありがとうございます!これからも応援よろしくお願いしますm(_ _)m (2020年3月13日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
抹茶まちゃ - もうほんとに面白すぎて何回も泣きました。これからも頑張ってください。応援しています。 (2020年3月9日 23時) (レス) id: 16b9a6e8fc (このIDを非表示/違反報告)
透騎(プロフ) - 面白すぎて涙でそう…過去類を見ない名作では???何度読み返しても面白いです。更新、頑張ってください! (2020年3月9日 14時) (レス) id: 77908472ca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年1月12日 23時

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