復活した鵺 ページ29
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あの後たまたま空飛ぶ(正確には落ちる)Aを見つけた首無と毛倡妓が紐と髪でなんとかAを搦めとり無事着地した
「まじ感謝感激ありがとう二人とも」
「なんで空飛んでたんですかA様！！」
「ジェット噴射を……」
「はい！？」
再び中に来てもやることは変わらない
京妖怪の殲滅をしながら、リクオの元へ
ここからリクオの元へはほど近い
すぐに行ける
「グッ、ゴフッ」
「A様！！」
「その怪我では無茶です！！」
毛倡妓が駆け寄ってきて、首無にそう言われるけれど私には止まる事など出来ないから
「無茶なら十分」
「は……A様！？」
「無理じゃねぇからな」
「！？」
首無が目を見開いて私を見た
だから私は笑ってやる
そうこうしてる間に、パァァンッと黒い大きな赤子がガラスのように割れた
「晴明！？晴明なの！？
おお……おお……晴明…待ちわびたぞ！」
「なっ」
待ち合わなかったのか
割れた欠片に羽衣狐の千年の記憶が映像として映し出されていく
「何度も何度も晴明を想い、転生をくり返した」
そのたびに望みは何度も断たれた
四百年前──
「やっと…力を得たと思えば……
お前たちさえ居なければ晴明にもっと早くに会えたのじゃ！！」
「ッ！！リクオォォォォォ！！！！」
リクオに尾に吹っ飛ばされる
「これで本当に終幕じゃ」
「おや…じ…あ……ねき……」
リクオたちの後ろを落ちていく一際大きな欠片に映ったのは、お父さんが私に押され、私の肩を刀が貫いたあの時のこと
この視点から考えるに、これはリクオの記憶
まさかこの時も見られていたなんて
それに驚いていると羽衣狐の様子が変わり…頭を抱えて苦しみ始めた
「そこでなにをしておる娘…」
羽衣狐の尾がゆらへと向けられるも、それは札と水によって止められる
「地を這え"言言"」
「ゆらはボクが守る」
「ゆらぁうてぇぇ！！！」
──破軍 発動──
破軍によって身動きが取れなくなった羽衣狐へとリクオは飛び込んで、祢々切丸を突き刺した
「お父…様」
微かに届いた羽衣狐の声
やっぱり、あの人は父のことを『お父様』と、呼んだ
「お父様…愛しい時間だった…
リクオは……成長したね…Aも大きく、なった…」
「ど…え…？」
「は……？」
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江(プロフ) - 抹茶まちゃさん» 面白いと言っていただけてホントに嬉しいです！！頑張りますね！ (2020年3月13日 16時) (
レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 透騎さん» そんなこと言われると私も涙でそうです…！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月13日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 神音(かぐね)さん» 提案ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いしますm(_ _)m (2020年3月13日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
抹茶まちゃ - もうほんとに面白すぎて何回も泣きました。これからも頑張ってください。応援しています。 (2020年3月9日 23時) (レス) id: 16b9a6e8fc (このIDを非表示/違反報告)
透騎(プロフ) - 面白すぎて涙でそう…過去類を見ない名作では？？？何度読み返しても面白いです。更新、頑張ってください！ (2020年3月9日 14時) (レス) id: 77908472ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年1月12日 23時
