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私の言葉に答えるように奴良組が応える
もうここで、この切羽詰った状況で羽衣狐を倒し宿願を壊せるのは二人しかいないのだ
ならば、私は死ぬ気で守ってやる
「リクオ私から離れるなよ……！」
「姉貴がオレから離れんなよ……！」
「頑張ってはいるんだよ頑張っては！！
あーもううじゃうじゃ居すぎだろ妖怪大戦争かッ！！」
「その通りだろうが！！」
リクオを羽衣狐の元へ送り届けようとしていると上で静電気コンビが羽衣狐と戦っていた
そして鵺の上へと落ちていく、封印の杭
「お…陰陽師のヤロー鵺を封印しやがったのか？」
淡島の声に私とリクオは鵺を見上げた
「あっぶねぇ」
けれどそこにいたのは杭を防いだ、土蜘蛛だった
「羽衣狐さんのら子供から目ェはなすなよ…母親だろ」
「陰…陽師…」
羽衣狐のその顔は怒りに染っていた
ここからじゃ、間に合わない
どうする
「！リクオ黒を鬼纏え！！
そんで私に向かって走ってこい！！」
「姉貴！？」
「早くしろ！！」
「黒！」
「はい！」
すぐに黒田坊を鬼纏うと、リクオは私に向かって走ってくる
だから私は腰を低く構え、手を組む
その構えになにをするつもりなのかわかったリクオは笑った
「頼むぜ、姉貴ィ！！！」
「ふんっぬぁぁぁぁぁぁぁああ！！！！」
組んだ手に足を乗せたリクオを、思い切り羽衣狐のいる所へとぶん投げた
「貴様……」
「……会いたかったぜ、羽衣狐」
なんとか送り届けられたらしい
私はほっと一息
「Aなんつー荒技！！びっくりだぜ！！」
「淡島うるさい！！」
私も、早くあそこに行って手助けをしに行かなければ
「うり二つじゃな…にくたらしい"顔"じゃ。
なぜ貴様らの血は妖上位の世界を造るのを邪魔をする……！！妾は…それが理解出来ん」
原型もとどめぬほど崩れている城を私は駆け上がる
あちこちで戦いが起こっていてもなぜか羽衣狐とリクオの声だけしっかりとこの耳に届くのだから、不思議だ
「だから…親父を殺そうとし姉貴も殺そうとしたのか。
あの時、桜の散るあの場所で…」
「…！？何を言うておる…？」
「よぉ、お互い因縁がある者同士だろ？
ちゃっちゃとやりゃいいだろう。
いいぜぇ…鵺のおもりはオレがやってやるよ…
だから存分にやりあえや。
四百年前のあの時と違ってな…」
土蜘蛛が加担していることで完全にこっちが不利だった
「…言われんでもわかっておる」
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江(プロフ) - 抹茶まちゃさん» 面白いと言っていただけてホントに嬉しいです！！頑張りますね！ (2020年3月13日 16時) (
レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 透騎さん» そんなこと言われると私も涙でそうです…！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月13日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 神音(かぐね)さん» 提案ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いしますm(_ _)m (2020年3月13日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
抹茶まちゃ - もうほんとに面白すぎて何回も泣きました。これからも頑張ってください。応援しています。 (2020年3月9日 23時) (レス) id: 16b9a6e8fc (このIDを非表示/違反報告)
透騎(プロフ) - 面白すぎて涙でそう…過去類を見ない名作では？？？何度読み返しても面白いです。更新、頑張ってください！ (2020年3月9日 14時) (レス) id: 77908472ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年1月12日 23時
