はじめまして ページ29
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なんとか退学を免れた私
あの一件から数日がたっていて少しずつ、ここでの生活にも慣れてきていた
寮長のお世話や寮長とラギー先輩へのご飯作りなど(あれ、全部寮長関わってるな？？)
学校生活にもそこそこ満足している
ただ未だに慣れないことといえば…
「おいA！！聞いているのか！」
「だからセベク、君この距離感でなんでそのボリュームで話しかけてくるのかな？？
私別に難聴じゃないんですけど？？」
相変わらずのセベクの声のボリュームくらいだ
「お前が話を聞かないからだろう！？」
「だあって、セベクの若様尊敬話耳にタコができるくらい既に聞いたって。
なんでこの出会ってからの数日間でセベクのことより若様のことに詳しくならなきゃなんないのさ」
ホント意味わかんない
「なに？まだ若様の素晴らしさは二割も話せていないのに何を知ったような気になっている！」
「十割まで全部聞いたら私干からびるわ」
「どういう意味だ貴様！！」
この数日間で私は一体何度"若様"というワードを聞いたことか
考えるだけで頭が痛くなりそうだよ
「次の授業は自習か〜、何しよっかな〜」
次の授業は魔法解析学
どうやら先生が出張らしく不在である為、自習となっている
課題は既に先週渡されており、さっさとその課題は済ませていた
故に次の時間は何をしてもいい時間だ
「そういえばA、貴様実戦魔法が下手くそだったな」
「前から思ってたけどお前のその唐突に喧嘩売ってくるのはなんなの？」
「喧嘩など売ってるつもりは微塵もないが？」
「だとしたらセベクはどんだけ周りに敵を作ってきたのかな？？」
無自覚ほど、恐ろしいものはないよね
「入学するまで魔法を使ったことがないなど、それだけの魔力を持っているというのにどんな生き方をしてきたんだ？」
「人の人生にイチャモンつけないでよね」
「そもそもお前は僕の質問に答えてないのを忘れるなよ。
まだお前が何族なのかの返答をされていない！」
「マジでしつこいね？？」
セベクは良くも悪くも、真っ直ぐすぎるよ
それが行き過ぎていくらかだいぶしつこいんだけども
「…そういえばセベクの寮…カムサハムニダだっけ？」
「ディアソムニアだっ！！！
なんだそのわけのわからんのは！！」
「ああ、それそれ。
そこって確か魔法得意の人が多いんでしょ？
まぁ要はエリートみたいな」
「それは知らん」
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江(プロフ) - 國永さん» ご指摘ありがとうございます！直しました！どうぞ楽しんで読んでいってください！ (2020年5月31日 0時) (
レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
國永(プロフ) - 退学は勘弁して欲しいが、大学は……になってました！更新頑張ってください！ (2020年5月31日 0時) (レス) id: 513d619ea6 (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - みおさん» 共感してくれた笑 ホント突然過ぎてとんでもないものが心臓に突き刺さりましたよ笑 そして応援ありがとうございます！更新頑張りますね！ (2020年5月30日 10時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - わかります！笑おじたんにも、エースにもやられました笑笑 今回の話もめっちゃ面白かったです！次も楽しみにしてます！ (2020年5月29日 19時) (レス) id: e5923a196b (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 黒揚羽さん» コメありがとうございます！楽しんでいただけたようで嬉しいです！ (2020年5月26日 12時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年5月24日 15時
