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「ボサッしてんなよな!?」
「一体どうしたんだゾ!A!」
彼をよく見ると、その手には魔法石があった
ああ、ちゃんと手に入れたのか。良かった
そのまま私たちはまた逃げ回る
空き家の方まで逃げるも、アレはそれでも追ってきた
「嘘だろ!?
あんだけの重しを全部押しのけて追っかけてきた!」
「ウウ…ウウウッ…イジ……カエセェエ…!!」
「くそ、このままじゃ追いつかれる………!」
「一体どんな執念なの!?」
「でもだいぶ弱ってる!今なら……」
今ならやれるかもしれない
確かにそれもそうだ
「あーっもぉ!やったろうじゃん!
チビんじゃねーぞ、真面目くクン!」
「お前こそ!」
「オレ様の真の力、見せてやるんだゾ!」
「つーかさっきから思ってたけどAも戦えし!!」
「私魔力はあるけど使ったことないから無理!」
「ただのポンコツじゃねーかッ!!!」
ポンコツで悪かったな…!
剣抜けるならいいけど抜いたら尻尾とか全部でちゃうから無理なの!!
「はぁ、はぁ……!」
「やっ………た?」
「か、勝った…オレ様たちが勝ったんだゾ!」
「よっしゃあ!」
「やったあ!」
「勝利のハイタッチなんだゾ〜!」
「「「イェ━━━!!」」」
2人とグリムはあの黒いモノを倒し、その喜びを分かち合うようにハイタッチした
生憎魔力があっても使ったことのないポンコツの私とそもそも魔力の持たない戦力外のユウはそれを脇で眺めるしかなかった
でもあんなにもギスギスした空気感だったというのに今ではもうハイタッチをするまで仲良くなるなんて
やっぱり無理だと思う単なる思い込みだったんだろう
「みんなすっかり仲良しだね」
「ユウの言う通りだね、全く」
「………あっ。ち、違う。
別にこれは、そういうんじゃない!」
「そ、そーそー!変なこと言わないでくんない?」
「オッオレ様が大天才だから勝てたんだゾ!
力合わせたわけじゃねーんだゾ!」
彼らはユウの言葉にハッとして慌ててそんなことを言い出した
いや、今更すぎるよ
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江(プロフ) - 國永さん» ご指摘ありがとうございます!直しました!どうぞ楽しんで読んでいってください! (2020年5月31日 0時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
國永(プロフ) - 退学は勘弁して欲しいが、大学は……になってました!更新頑張ってください! (2020年5月31日 0時) (レス) id: 513d619ea6 (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - みおさん» 共感してくれた笑 ホント突然過ぎてとんでもないものが心臓に突き刺さりましたよ笑 そして応援ありがとうございます!更新頑張りますね! (2020年5月30日 10時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - わかります!笑おじたんにも、エースにもやられました笑笑 今回の話もめっちゃ面白かったです!次も楽しみにしてます! (2020年5月29日 19時) (レス) id: e5923a196b (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 黒揚羽さん» コメありがとうございます!楽しんでいただけたようで嬉しいです! (2020年5月26日 12時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:江 | 作成日時:2020年5月24日 15時