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ゴトゴト
と、馬車に揺られながら資料を確認する。
今回の面談相手はイルミ＝ゾルディック殿。
ゾルディック家の長男であり、成人済み。
まともな人なら良いのだが…と願いつつも不安が襲いかかる。
『…ま、危害を加えるようなことはしないですよね』
ボソリと呟く。
王族とはいえ、暗殺一家としても有名である。
下手をするれば首を落とされる、そんな緊張を抱えながらゾルディック国に向かう。
実際、首を落とされた方もいらっしゃるだとか…
「お待ちしておりました。幻影帝国の方ですね。どうぞお入りください」
『はい、ありがとうございます』
ギギギギ…
お礼を言いながら思うドアを開ける。
このドアのお陰で侵入者はいないだとか。
いても中の猛獣のような番犬のお陰だそう。
感情も見られないような生物。可哀想だなと思うことも少なくはない。
コンコン
『失礼します。幻影帝国から参りました。A＝フィレンチェと申します』
「…ああ、待っていたよ。入って」
『恐れ入ります』
中から出て来たのは黒髪を伸ばしている青年。
きっとこの方がイルミ殿だろう。
『土産の品でございます。こちらの国の腕の良い職人に作らせたものです』
「ん、あぁ、ありがとう。ゴトー、お茶を用意してくれ」
そう言うと、近くの執事が礼儀をし、驚くほどのスピードで部屋を出て行った。
あんな忠実な執事はこちらの国にも欲しいものの…
陛下がお許しを出さないため、ほとんどいない。
「さて、少し話でもしようか」
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魄逢(プロフ) - れもんさん» 返信遅れてしまいすみません(´；ω；`)ありがとうございます…！！テスト期間なので更新ができない状態ですが、テストが終わり次第更新させていただきます…！！ (2019年2月3日 0時) (
レス) id: 10f76f047c (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - 発想が新しくて面白いです！楽しみにしていますので更新頑張ってください！ (2019年1月26日 9時) (レス) id: 2bfe1f9b5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魄逢 | 作成日時：2019年1月14日 12時
