【A3!】男装歌い手はゲーム実況者と同室。【ワケあり生徒会】

２８話 ページ30

「身長？」

サクサクが拾ったコメ

それだけはなあ


「俺、１８３っすね」

「え、そんなにあんの？」

「オレは１６７で、たるちさんは確か１７８でしたっけ？」


「サクサクさん、なんでそんなにちゃんと覚えてるのさ」



「「天使だから」」←


「そろそろハンドルネームちゃんも身長言わなきゃ」


「覚えてないかな」


NEOが無言でメジャーを投げる

「さ、壁の方に立って」


強制イベ？

回避したい


でも３０cmくらい違う人にやるのはな


「暴かれるハンドルネームの身長」


「NEO黙れ」

コメが流れてんのが見える

ま、至さん力なさそうだし軽そうだし




ギリギリまで待つ

メジャーを伸ばし頭の位置に持ってく

やっぱり至さん顔整ってるよな


腕を斜め下に引っ張り、反転させるのと同時に至さんの顔の位置を下げる

「それ以上はやめよーよ？ たるちさん」

壁ドンからの顎クイだっけ？

唇が触れそうな距離で

「キスしたくなっちゃうよ？」
ちゃんとマイクで拾える声の大きさ


…

振り返ると咲也さん真っ赤になって固まってるし、万里はスマホで写真撮ってるし


音だけだったリスナーさんからは色々流れてくる


「たるちさん、ごめんね」

腕を引いて至さんを立たせる



「どこの乙ゲーだよ…」


「はわわわ」

「年下にやられるとか不覚だわ」

上から万里、咲也さん、至さん



「そろそろゲームしましょうよ」

その時僕は忘れていた



ホラゲやるって言ってたことを

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