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「てか普通に飲んでていいの？週刊誌ってどこにでもいるじゃん」
「あっちの需要は俺たちよりアイドルでしょ」
「いーや、私が記者だったら逆ついて直樹追うね。」
「怖っ。絶対ならないで記者とか」
気付いたら三杯目になってたお酒も止まる気配はない。
この回があとどれくらい開催されるかという心配だけが残ったまま
テーブルの上の料理がなくなっていくのを見つめた。
「いいな、もうなにもいらないでしょ。知名度も上がったしチャンピオンにもなったし、本気で来年も出ようとしてるの？」
「そうね、お笑いに関してはもうこれ以上は高望みしないかもね。まあ来年も出るけど。」
「じゃああとは素敵な彼女見つけて結婚すれば人生往生ってわけだ」
自分で言っててむなしかった。
でもこいつが一向に気づかないのが悪いんだから。
聞き分けのいい幼馴染でいてあげましょう。
「うん、見つけた」
「...は？それ一番先に言いなよ」
「なんでよ」
「いや、普通に大ニュースだから。え、なに、どんな人？」
真剣な目で直樹を見るけど
私と正反対の笑みで四杯目に入ったハイボールを煽った。
「そうね...俺のことをわかってるようでわかってないような人」
「なにそれ」
「あとは、普段テレビ見ないのに俺の押しに負けてみてくれる人」
その言葉が放たれた瞬間に思考が働くのをやめた。
驚いてもう一度彼のほうを見るとしてやったり顔でこちらを見ていた。
「は、今、」
「負けず嫌いで、働きづめになって、俺らには似合わない個室の居酒屋を予約してくれようとする、そんな人。」
「あの、ちょっとストップ、」
「俺にはね、Aだけが足りないわけ。だから望むのはあなただけ。わかる？」
「わ、全然わかんない、！」
勢いで流し込んだレモンサワー。
やっぱり分析だけは嫌いだ。
「んで、あなたは？」
「...好きだよずっと、ずっと直樹しか眼中にない」
「おぉー、やっと言ってくれた」
「,,,気づいてたわけ？」
「さぁ？」
明日からは幼馴染 兼 恋人ということで。
私にもあなたが足りなかったみたいです。
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capoeira - お話ありがとうございました✨すごくいいお話で繰り返し読んでいきます！ありがとうございました😊 (4月12日 7時) (
レス) id: 7e00ae5964 (このIDを非表示/違反報告)
緋翠(プロフ) - ゆん様→コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです…！！何となく消すのが惜しいなぁって思い始めていた頃だったので残しておくことにしますね。大好きと言っていただけて嬉しいです♡ˊ˗ (4月8日 9時) (レス) id: 977ed1f442 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 1番初めのヤスさんのお話消さないで欲しいです🥲切なくて大好きなお話なので…🥺 (4月7日 20時) (レス) id: babca3da07 (このIDを非表示/違反報告)
緋翠(プロフ) - ミサキ様→コメント、リクエストありがとうございます。お待たせ致しますが私なりに書かせて頂きます！紋白蝶、大好きな歌です。 (4月7日 18時) (レス) id: 977ed1f442 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ(プロフ) - とても最高です！リクをお願いします、９番街レトロのなかむらしゅんさんで、｢紋白蝶｣という曲お願いしたいです！ (4月7日 13時) (レス) @page4 id: d1ea381bc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋翠 | 作成日時：2024年4月4日 21時
