20話 ページ26
「じゃ、零おやすみ〜」
「おやすみ、紗季。眠くなったら部屋いくから」
紗季は眠気に勝てそうではなかった為、寝る事になった。私はどちらかというと夜型の為(というより、情報屋とかやってると朝夜関係ないんだけどねw)、眠く無いため飛行船の中を探索する事にした。まぁ、あとは…
「ねぇ、どうせいるんでしょ？……紅蓮」
私は進めていた歩みを止め、後ろを振り向く。
すると、目の前の空間が少し歪み
そう。私の所属するトリップ組織の上司的存在であり、私をトリッパーにした神様の紅蓮である。
「ヤッホー！零！！久しぶりだねぇ！元気にしてた？」
こんな感じで明るい性格だが、
「久しぶり。仕事はちゃんとやってるのか？この前会いに来た時は仕事やれって、部下の天使さん達に連れて帰られてたけど…」
…サボり魔だが、神様だ。これでも。
「ん"ん"、ま、まだ覚えてたか。大丈夫だよ。今回は仕事もあるから」
「ふ〜ん。で？いったいなに？あまり、めんどくさいのは嫌なんだけど」
紅蓮はヘラヘラした表情を一転させた。
「ヤツらがハンター試験に参加している可能性がある」
なっ！？
ヤツらとは…異世界を渡り、力を求め、異変を起こす組織の様なもの…。ヤツらの存在が私の所属するトリップ組織の元になった団体を作り出すきっかけとなった様なものだ。
「しかし、何でこの世界に？異変を…起こすつもりなのか？」
「いや。おそらくこの世界特有の力…【念能力】について知ることだろう。それに、ハンター資格はこの世界では持っていた方が良いだろうからな…。とにかく零は、普通に行動してその潜り込んでいる奴が誰だかを 見極めてくれ。俺は俺で調べるから。…気をつけろよ？お前は時々突っ走る所があるからな」
ゔ…
「わ、分かってる！紗季達もいるからいざとなったら、みんなを連れて逃げるから！！」
「そうか？なら良いが…。とりあえず、その事は伝えたからな」
そう言って紅蓮は姿を消した。
ヤツらがいる…か…。
胸の中をどす黒い感情が渦巻く。だけど…
「…復讐に囚われてしまうな。こぼれ落ちてしまったモノを数えるより、まだ残っているモノを私は全霊をかけて守ろう…」
もう、失わない為に…
ーー３度も大切な人達をアイツらに奪わせはしないーー
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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奏 - (名前)さん» ありがとうございます！亀更新ですが、頑張って書きます！ (2017年4月18日 21時) (
レス) id: 4a786ccff1 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白いです！これから楽しみにしてます！(´∀｀*) (2017年4月17日 22時) (レス) id: 4b983f6532 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - Cat さん» 楽しみだなんて！ありがとうございます！！頑張ります！ (2017年3月27日 20時) (レス) id: db18406ee6 (このIDを非表示/違反報告)
Cat - ハンターもドラクエも大好きなので、楽しみにしてます！ (2017年3月26日 16時) (レス) id: 4b64af542d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 奏 | 作成日時：2017年3月26日 10時
