15話 ページ20
ん・・・あれ？私、喰われてー
「零、起きた？」
紗季が顔を覗き込む。
「おー。出られた？」
そうだよと言う紗季の声を聞きながら私は体を起こした。
どうやら紗季が彼女にあげたあの武器でカエルの胃にダメージを与えて出たようだ。
「零、紗季の使ってた剣、というか棒？あれ何！？」
「あれは、私の知り合いの作った武器。棒・・・柄の部分を持って、使いたい武器を、例えば片手剣とかをイメージする。そしたら、その人の持つ力みたいなのを糧にそのイメージした武器が創造されるの。まぁ、私や紗季しか使えないんだけどね」
ゴン達にそう話した。
ー実際は、トリッパーやトリップ者・・・異世界者が持つ霊力や魔力を元に創られる。
トリップした者は、世界という境界を超える際にそれらの力が覚醒する。元々は人間誰しも、最低どちらかは潜在的に持っており、トリップする際に異世界の環境に馴染む為それらの力が覚醒し、使えるようになる。トリップせずに覚醒した人達が、超能力者や霊能者などと呼ばれ特別視されてるだけで、みんな同じだ。
私や紗季の場合。私は主に魔力が覚醒し、紗季は霊力が覚醒した。魔力は世界にある物質などに干渉し、超常現象などを起こす。霊力は、超常現象は起こせないが、霊力が糧の結界をはれたり、人の精神に深く関わる力。実力者は他者や人ならざる者の精神を身に宿す事も出来る。まだ覚醒しきってはいないが、紗季は人の感情の変化などを読み取る事が上手い。半年の修行の中で、私の考えをなんとなく読み取り、避けることも多々あった。彼女が完璧に覚醒したら、神憑り・・・神霊などの力の一部を身に宿し使う事も可能だろう。まぁ、紗季の今のレベルではまだ先の話。今は私が支えよう。
「うわぁぁぁーっっ！！」
ハッ
レオリオの悲鳴が聞こえてきて、私の意識は現在に戻る。
「レオリオの声！？」
ダッ
「あっ、おいゴン！！」
さてさて、ヒソカを止めないとね。
「キルア、紗季は先に行っていて。私はゴンの所に行くよ」
「零まで！？」
紗季が、「私も行こうか？」という目をしていたけどー
「頼んだよ、相棒！」
そう言ったら
「仕方ないなぁ・・・無理はしないでよw」
紗季の目は「任せて」と言っていた。
私達は互いに信頼している。だからこそ、別行動をする。
さて、ヒソカに一つ文句を言ってやりますか。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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革ベルト
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あずきいろ
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8
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奏 - (名前)さん» ありがとうございます！亀更新ですが、頑張って書きます！ (2017年4月18日 21時) (
レス) id: 4a786ccff1 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白いです！これから楽しみにしてます！(´∀｀*) (2017年4月17日 22時) (レス) id: 4b983f6532 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - Cat さん» 楽しみだなんて！ありがとうございます！！頑張ります！ (2017年3月27日 20時) (レス) id: db18406ee6 (このIDを非表示/違反報告)
Cat - ハンターもドラクエも大好きなので、楽しみにしてます！ (2017年3月26日 16時) (レス) id: 4b64af542d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 奏 | 作成日時：2017年3月26日 10時
