scene.12-2 / hmie+kwns+mzt+asei ページ14
程なくして、濱家さんは数人引き連れて戻ってきた。
…確かに、先ほど濱家さんが口にした「人気芸人」というのは自画自賛だけではなく、事務所推しの面子が揃っているのだから、本当だったらしい。
濱家さんを相手に写真を一枚撮るだけと、思い込んでいたから揃った面子を見て一歩引いてしまう。
「濱くん、Aめっちゃ困惑してるように見えるんやけど…ほんまにOK出たん？」
すぐに私の表情を読み取って様子を伺ってくれているのは、川西さん。
「俺はAやから、来たんやけど俺相手じゃやりたない？」
ひょこっと、川西さんの後ろから顔を覗かせる、相方の水田さん。
「僕、Aちゃんが撮ってくれるんやないと、やる気でーへん。協力しれくれへんかな、Aちゃん」
先輩の間を縫って、目の前に飛び出してきて私の両手をぎゅっと握って、こてんと首を傾げてお願いしてくる亜生さん。
自分の方が、年下なはずなのに彼の行動に、言動に、可愛いと感じてしまう。
「えっと、」
「亜生、困っとるから離してやり」
「状況飲み込めてなさそうやで」
「あーAちゃん〜」
べりっと引き剥がすように川西さんと水田さんが引き剥がす。
ほっとして、亜生さんに握られていた手に集まった熱を逃がすように手をさする。
「一応、人気どころで呼んできたんやけど駄目やった？」
「濱家さんだけだと思ってたから、びっくりしたんですよ」
濱家さんはポカンと間抜けな顔をした後、口元をニヤつかせて、私の耳元まで顔を近づけて口を開く。
「…それって、俺やったから迫られてもええって思ったん？」
「っ！ちがっ」
「ふはっ、めっちゃ慌ててんやん。図星やないの？」
「違いますってば！それに、言い方に御幣がありますし！」
「写真撮るのに迫るんのは、まちごうてないやろ」
からかわれる言葉に反論したところで口で勝てる気はしないし、一呼吸着いて濱家さんを見上げて続ける。
「それで、私はどうすればいいんですか」
「やってくれるんや」
「一度言ったことは撤回しませんよ」
「ありがとうな！そやな…」
相手となった彼のスマホを受け取り、シチュエーションの相談を始める。
その人は―…
next...
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hisui(プロフ) - ちぃさん» 日常に潜むドキドキといったら、お風呂！となりましてこんな感じになりました◎ いつも、コメントありがとうございます♪ (2021年1月30日 3時) (
レス) id: 8cf1806117 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - お風呂シチュエーション、、、！最高です！！もう色気が、！そしてSさ加減が絶妙で素敵でドキドキしちゃいました！ (2021年1月30日 0時) (レス) id: 0366618b77 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - Sっ気全開のお話が思い浮かんだらまた更新お願いします(笑)楽しみにしています！ (2021年1月20日 7時) (レス) id: 0366618b77 (このIDを非表示/違反報告)
hisui(プロフ) - ちぃさん» 前ページ含め、コメントありがとうございます！NさんはSというか攻め要素強めにしちゃうので、そのように受け入れて貰えて安心致しました(笑) (2021年1月20日 3時) (レス) id: 55d20fc082 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 南條さんの新しいお話すごくドキドキしながら読みました！！初めから最後まで色気たっぷりで最高でした！また更新された際にお話読ませていただきます！ (2021年1月16日 7時) (レス) id: 0366618b77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hisui | 作成日時：2018年7月16日 19時
