第四十三話 ページ45
とわこside
教室に入った瞬間、子供たちが駆け寄ってきて、今までごめん、などを泣きながら言っていました。
なので、クラスの子には何も話さずに終わりました。
それからのAはとても楽しそうな生活を送っていました。
………また、義母からの虐待が始まるまでは。
前回は基本的に暴力ばかりだったんですが、このときは、精神的ダメージがすごかったです。
そのときの虐待……それは、ストーカーです。
普通は「はぁ？」ってなりますよね。
何をされたのか詳しく話すと長くなるので少し省略して話します。
まず、事の始まりは、A宛に届いた一通の手紙でした。招待状とかだろうと思いながらAが封筒を開けると、そこから出てきたのは招待状などではなく、盗撮したと思われるAの写真でした。
その日から手紙は毎日届き、Aはいつも怯えていました。Aの父親に相談しても、結局手がかりすら見つかりませんでした。
そのまま事態はエスカレートしていき、時にはストーキングされることもあったようです。
あ、ちなみにそれらを行っていたのは義母の部下で、金さえ払えば何でもするような奴らで、財閥の裏の部分の人達です。
で、そんなことが続いていた日々でしたが、ある日、Aの学校からの帰りが何十分も遅い日がありました。
クラスの話し合いなどで遅くなるときは先生からの連絡があるはずなので、これはやばいかもしれないと思い、念のためにつけてあるGPSで場所を確認すると、そこは人通りの無いところにある小さな廃工場でした。
また、侍女長と一緒にそこへ向かいました。
工場の入口にはバイクが数台置いてあり、ここに誰かがいると言ってるようなものだと思いました。
中に入ると、泣いているAが手を後ろに回され、口にガムテープを貼られた状態で数人の男達に棒などで殴られていました。
男達は私と侍女長に気づくと、こっちを向き、いきなり突進してきました。
男達は侍女長に任せ、私はAのほうへ向かい、手の縄を切って、ガムテープを剥がしてやりました。
あとは男達だけだと思い、そっちを見ると、既に全員のびており、無傷の侍女長が立っていました。
とりあえず帰ろうとしたときに、侍女長が、言ったんです。こいつらは全員あの義母の部下達だ…、と。
そこで私達は全て理解し、Aがこれ以上被害にあわないために、中学校を卒業したら、この家を出ることを決めました。
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緑月翡翠(プロフ) - Razuraito，さん» そんなことを言われたのは初めてなので、ものすごく嬉しいです！ありがとうございます！ (2016年7月16日 2時) (
レス) id: 36e773549b (このIDを非表示/違反報告)
Razuraito,(プロフ) - ものすごく素敵な作品ですね！ (2016年7月15日 21時) (レス) id: 492029c0c3 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - あべそーりーさん、大丈夫ですよ！評価していただいただけでも嬉しいです！ これからも、更新がんばります！ (2016年4月25日 7時) (レス) id: 36e773549b (このIDを非表示/違反報告)
あべそーりー (・ω・` )ww - 間違えて星の右から二番目をおしてしまった！！！( ��|��°д°)ｶﾞｰﾝ でも、すごくおもしろいです！！ これからも頑張ってください！！！ (2016年4月24日 21時) (レス) id: 23f191c338 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緑月翡翠 | 作成日時：2016年4月18日 22時
