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na side
「やん！ちょ、やばいんだけど！」
kr「どしたー？」
「Aさんと目合った！多分！え？やばくね？」
kr「おー、良かったじゃん」
きりやんに相談し始めて早半年ほどが経ちそうだった。最初のうちは姿を見れただけでラッキーだったし、例えば体育の授業でグラウンドでAさんが頑張ってる姿を教室から眺めてるだけで大満足だった。
遊びぐらいテキトーに誘ったらいいじゃん、と思ってた俺は恋心を舐めていたらしい。
Aさんのことが"好き"と自覚してから遊んだ事はおろか、まともに話した事すらない。
kr「で、この前のは？上手くいったの？」
「Aさんと一緒に帰ったやつ？マジで夢見てるかと思った」
kr「告白は？」
「いやいやいや！出来るわけないって」
kr「Aなら絶対OKって言うと思うのに」
きりやんの自信はどこから湧いてくるんだ。第一、俺ちょっとしかAさんと話したことないし⋯なんなら俺の存在を知ってくれてるかも分かんないし。
でも一緒に帰ってくれたってことは一応俺の事知ってくれてんのかな？全く知らない男子とは帰らないだろうし。
kr「なかむはAと遊びたいとか思う？」
「いやッ！思うけど！思うけどじゃん⋯絶ッ対誘えないわ」
kr「じゃあさ、俺となかむとAの3人で遊ぶのは？俺空気読めるし」
「あーね、それは結構ありかも」
kr「いつなら空いてる？」
スマホを開いて予定を確認する。大した予定なんて入ってないから正直いつでもいいけど、休日を希望しとく。
もしかしたらAさんの私服見れるかもしれないし。どういう系の服着てるんだろ、そう考えるだけで自然と口角があがるのが自分でも分かった。
kr「何ニヤけてんの？」
「あーごめんごめん」
kr「また今度Aに聞いてちゃんと日程決めるから」
「やっぱ持つべきものは友だな」
kr「今度なんか奢れよ」
ちょっと奢るだけでAさんの私服見れるとか神かよ。それからは遊ぶ日が楽しみで仕方がなかった。きりやんも居るらしいし、気まずくなることはないだろう。
なんて思ってたのが馬鹿だったのかもしれない。
当日になって集合時間が不安になったからきりやんに連絡しようとスマホを取り出すと、逆にきりやんから連絡が来ていた。
"俺やっぱり行けないから1人で頑張って"
マジでスマホぶん投げるかと思った。何言ってんだこいつは。1人じゃ心細いからこうしたんじゃないのか。俺、Aさんと2人っきりだぞ？
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ビー玉(プロフ) - お話ふたつともとても好きです！これからもお気に入り登録したまま全力で更新待機します！お体に気をつけて頑張ってください！ (11月3日 12時) (
レス) @page6 id: 7a07f59bfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋彗 | 作成日時：2023年10月29日 7時
